サギゴケ Mazus.miquelii〈鷺苔〉(ハエドクソウ科 サギゴケ属) 花期は4〜6月。
田の畦など、少し湿った所によく見られる多年草。
匐枝を出して増えるのが特徴。
根ぎわの葉は倒卵形で基部は柄となり、縁には不揃いに裂けた鋸歯があり、
長さ2-5cm、幅1.5-2cm。
匐枝径の葉は倒卵形または円形で小さく、無柄。
花は数個ずつがまばらな穂となり、萼はほぼ同大に5裂、
花冠は長さ1.3-2cm、上下2唇に分かれ、下唇の上面に2個のふくらみがあり、
ここにこん棒状の毛と黄褐色の斑紋がある。
花冠はふつう淡紫または淡紅紫色だが、稀に白花があり、
サギゴケの名はそこから生まれた。
白花をサギゴケ、淡紫色の花をムラサキサギゴケと称することもある。
【A匐枝を出して増えるのが特徴 − これが何個体の集団なのかは不明です 】
15.5.13 撮影
【B匐枝径の葉は倒卵形または円形で小さく、無柄】
15.5.19 撮影
【C根ぎわの葉は倒卵形で基部は柄となり、縁には不揃いに裂けた鋸歯があり】
15.5.19 撮影
【Aを拡大しました − 花冠は長さ1.3-2cm、上下2唇に分かれ】
15.5.13 撮影
【D下唇の上面に2個のふくらみがあり】
15.5.13 撮影
【Eここにこん棒状の毛と黄褐色の斑紋がある】
15.4. 7 撮影
「白花をサギゴケ、淡紫色の花をムラサキサギゴケとして区別する考えもある」
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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