10月30日  リンドウ



【@今年リンドウは、たくさんきれいに咲いています − 草原(地獄台)で】
13.10.30 撮影

     リンドウ G.scabra var.buergeri〈竜胆〉(リンドウ科 リンドウ属) 花期は10〜11月。
   乾燥させた根茎を漢方では竜胆と呼び、その音からリンドウの名がついた。
   山野に生える高さ20-80cmの多年草。
   葉は対生し、無柄で茎を抱き、長さ3-8cmの卵状披針形。
   茎頂または上部の葉腋に青紫色の鐘形の花をつける。
   花冠は長さ4-5cm、内面に茶褐色の斑点があり、先は5裂し、裂片間に副片がある。
   雄しべは5個で、雌しべの花柱より短い。
   柱頭は2裂する。
                         


【A妙見原で】
13.10.29 撮影

【Bこんなに花がついた株も − 妙見原で】
13.10.29 撮影

【Cきょうはエコツアーの下見ですが…リンドウに絞って撮りました】
13.10.30 撮影

【D開花したばかりの時 − 雌しべは雄しべに包まれて見えません】
13.10.30 撮影

【E雄しべの束がほぐれてきて雌しべの柱頭が見えてきました】
13.10.30 撮影

【F雄しべが雌しべから離れて】
13.10.30 撮影

【G − Cを拡大しました − 柱頭が2つに裂けました】
13.10.30 撮影

【H柱頭の裂片が反り返り】
13.10.30 撮影

【I雄しべの花粉が出てしまった(推測ですが)頃、雌しべの子房はふくらんで】
13.10.30 撮影

【J − Iのピントを柱頭に合わせました】
13.10.30 撮影

「ここから雄しべが無くなって、先がフリル状の雌しべしか見えなくなるんよ」…Mさん
『え?カマキリやスズムシのように、受粉が終わった雌しべが雄しべを食べちゃうの?
こわっ!まさか、ねえ。』…私


【K雄しべが花冠から離れてきました】
13.10.30 撮影

【L再び雄しべが雌しべを取り囲み】
13.10.30 撮影
【M花柱が低くなってきました(子房のふくらみと関係ある?)】
13.10.30 撮影

【N柱頭がほとんど隠れました − 「柱頭がフリル状に見えた」のはこれでした!】
13.10.30 撮影

ここからは推測ですが…
 雌しべは雄しべよりずっと高く伸び、他の花から花粉をもらおうとしたものの、
 鐘形の花冠の中では風での受粉はできないし、他花の花粉をつけた虫も来なかった。
 雌しべは自花受粉し、花粉を出し終えた雄しべは、雌しべを守るように寄り添った。

良かった!雌しべが雄しべを食べてしまったのでなくて!
Mさんと私、人間世界のことを絡ませて考えるものだから・・・。

次々とリンドウの中を覗いては、膨大な量を撮っていき、
私の考えに合わせて画像を並べてみましたが、どうでしょう?合ってますか?


※ 10月からDNA分類体系準拠の新科名を書いています
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。


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