2021年 4月14日  オトコノジスミレ



【@家族旅行村ミニ植物観察園の斜面で、数個体が生えていました】
21.4.12 撮影

         ノジスミレ Viola yedoensis〈野路菫〉(スミレ科 スミレ属) 花期は3〜5月。
        路傍、駐車場など人家の近くに生える、高さ4-8cmの多年草。
        無茎種。地下茎は短い。
        葉はやや平開し、葉身は表面が暗緑色、下面はしばしば紫色をおび、
        楕円状披針形〜三角状披針形、
        先端は鈍頭あるいはまれに鋭頭、基部はくさび形〜切形、長さ3-6cm、
        低平名鋸歯があり、ふつう両面ともに有毛、
        葉柄は長さ2-5cm、葉身よりも短く、上部に翼がある。
        果期の葉は大型になり、狭三角形で長さ11cmに達する。
        花期は3〜5月。
        花は青紫色、径約1.5cm、花柄は長さ2-5cm。
        萼片は広披針形、付属体は鋸歯があるかほとんど全縁。
        花弁は長さ10-14mm、波状縁、側弁の基部はふつう無毛。
        花柱は虫頭形(太いカマキリの頭形)、上部が左右に明瞭に張り出し、
        柱頭はわずかに突き出る。
        距は細くかつ長く、長さ5-7mm。

        本州(秋田県以南)・四国・九州(屋久島以北)に分布する。
        朝鮮半島(南部)や中国(中部)にもあるというが、検討が必要である。

        側弁の基部が有毛のものをオトコノジスミレ f.barbata Hiyama という。
         − 改訂新版「日本の野生植物3」 −

【@を拡大しました − 側弁の基部が有毛のものをオトコノジスミレ f.barbata Hiyama という
21.4.12 撮影
                                 
【A − @とは別の個体 − 同所で】
21.4.14 撮影

【Aを拡大しました】
21.4.14 撮影

【B上の花を少し角度を替えて】
21.4.14 撮影

【C葉は】
21.4.14 撮影

 オトコノジスミレに付いた花番号は、『1591』。

※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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