オトコエシ Patrinia villosa〈男郎花/別名チメクサ・トチナ〉
(スイカズラ科 オミナエシ属) 花期は8〜10月。
山野にふつうな多年草。全体に毛が多い。
茎は高さ60-100cm、根元から長い送出枝を出して新苗をつくる。
葉は対生し、頭大羽状に深裂するか、または鈍鋸歯縁。
花は8〜10月、集散花序に小さい白花が多数つき、花序は散房状につく。
花冠は5裂し、径4mmで距はない。
果実は倒卵形で長さ2-3mm、果下の小苞が円心形の翼となって取り巻く。
北海道〜奄美のほか、朝鮮半島・中国に分布する。
腐った豆腐のようなにおいに似ているので中国では〈敗醤〉の名がある。
生け花にしたあとの水には悪臭がある。
薬としては消炎や排膿、できもの、浮腫などに用いられた。
− 改訂新版「日本の野生植物 5」 −
オミナエシより強く丈夫そうに見えるからという。
− 「野に咲く花」 −
【@を拡大しました − 葉は対生し、頭大羽状に深裂するか、または鈍鋸歯縁】
21.8.1 撮影
【A集散花序に小さい白花が多数つき、花序は散房状につく】
21.8. 撮影
【B咲き始めたばかりです】
21.8.1 撮影
【Bを拡大しました −花冠は5裂し、径4mmで距はない】
21.8.1 撮影
【C花盛りの頃は…】
13.9.6 撮影
秋吉台ではオミナエシがオトコエシより早く開花します。
今年のオミナエシの開花確認は、7月6日でした。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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