オトギリソウ〈弟切草〉(オトギリソウ科 オトギリソウ属) 花期は7〜9月。
この草を鷹の傷を治す秘薬としていた鷹飼いが、その秘密をもらした弟を
斬ったという伝説による。飛び散った血が葉や花の黒点になったという。
日当たりの良い山野に生える高さ30-60cmの多年草。
葉は対生し、長さ3-6cmの広被針形で黒点が多い。
葉の基部は円形〜心形でやや茎を抱く。
茎頂に直径約1.8cmの黄色の5弁花をつける。
花弁と萼片には黒点と黒線がある。
雄しべは3束、花柱は3個。
【A草原で】
13.8.8 撮影
【B葉は対生。葉の基部は円形〜心形でやや茎を抱く。】
13.8.8 撮影
【Bを拡大しました − 黒点が多い】
13.8.8 撮影
【C花弁と萼片には黒点と黒線がある】
13.8.8 撮影
【D】
13.8.7 撮影
【E − Dの花 − 雄しべは3束、花柱は3個】
13.8.7 撮影
※オトギリソウ科
茎や葉・花に腺体がある。腺体はふつう赤い色素を含んで黒く見えるので
黒線または黒点といい、色素を含まないものを明線または明点という。
雄しべは4個〜多数で数個ずつ束になるか、ときに分離する。
最近、秋吉台日記に書く花が8年ぶりとか10年ぶりとか言ってますが、オトギリソウは日記に登場すらしていなかったのです。
たぶん、一度書いていたのがホームページの容量不足から、更新するために古い日記を順に消していた時代の名残と、日が当たると萎れてしまう花のため、日差しのある時間帯に来ていたらまともな姿が撮れなかったという事情からと思われます。
最近は猛暑対策で朝7時には歩き始めていますから、晴れていてもオトギリソウやスズサイコの開いた花が普通に見られています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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