オオユウガギク A.robustus〈大柚香菊〉(キク科 シオン属) 花期は8~11月。
湿地や田のあぜなどに多い高さ1-1.5mの多年草。
地下茎をのばして増える。
茎は直立、上部に短毛を散生し、分枝する。根生葉は開花時に枯れる。
茎の下部や中部の葉は、長さ8-10cmの長楕円状被針形または被針形。
鋭尖頭、基部は次第に狭くなり無柄、縁は鋭浅裂または大きな鋸歯がある。
頭花は直径3-3.5cm、小枝に頂生し、散房状につく。
総苞は長さ5-6mm、片は3列で、外片は内片より少し短く、被針形、鋭頭。
そう果は長さ3-3.5mmの扁平な倒卵形で、冠毛は長さ約1mm。
【①を拡大しました - 茎は直立、上部に短毛を散生し、分枝する】
13.11.14 撮影
【②葉は長楕円状被針形または被針形】
13.11.14 撮影
【③鋭尖頭、基部は次第に狭くなり無柄】
13.11.14 撮影
【④縁は鋭浅裂または大きな鋸歯がある】
13.11.14 撮影
【⑤「ふちに淡青紫色の舌状花が1列あり、中心部に黄色の筒状花が多数集まる】
13.11.14 撮影
「ヨメナに比べると、舌状花が細く、数が多い」
(個体差があるので、この点での区別は難しいと思われます)
【⑥総苞は長さ5-6mm、片は3列で、外片は内片より少し短く、被針形、鋭頭】
13.11.14 撮影
【⑦】
13.11.14 撮影
【⑧冠毛は長さ約1mm】
13.11.14 撮影
★オオユウガギクは、茎の下方では枝分かれせず、まっすぐスクッと立ち、上方で枝分かれして、
頭花が混み合わず、
★ ヨメナは、茎が斜めに立つことが多く、茎の下方から枝分かれをし、頭花が混み合ってつく。
★「冠毛の長さがオオユウガギクは1mm、ヨメナは0.5mm」は、肉眼では区別が出来にくい。
以上で、頭の中での野菊の整理を一応終了いたします。
※ 10月からDNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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