11月14日  オオユウガギク



ずっとヨメナとしていたものを、2006年9月、植物写真家の永田芳男さんが
シンジュガヤ撮影のために来訪された時、オオユウガギクであることを知りました。

【①その時と同じ場所ですが、一度刈られたため、高さ50cmほどです】
13.11.14 撮影

         オオユウガギク A.robustus〈大柚香菊〉(キク科 シオン属) 花期は8~11月。
       湿地や田のあぜなどに多い高さ1-1.5mの多年草。
       地下茎をのばして増える。
       茎は直立、上部に短毛を散生し、分枝する。根生葉は開花時に枯れる。
       茎の下部や中部の葉は、長さ8-10cmの長楕円状被針形または被針形。
       鋭尖頭、基部は次第に狭くなり無柄、縁は鋭浅裂または大きな鋸歯がある。
       頭花は直径3-3.5cm、小枝に頂生し、散房状につく。
       総苞は長さ5-6mm、片は3列で、外片は内片より少し短く、被針形、鋭頭。
       そう果は長さ3-3.5mmの扁平な倒卵形で、冠毛は長さ約1mm
                         

【①を拡大しました - 茎は直立、上部に短毛を散生し、分枝する
13.11.14 撮影

【②葉は長楕円状被針形または被針形
13.11.14 撮影

【③鋭尖頭、基部は次第に狭くなり無柄
13.11.14 撮影

【④縁は鋭浅裂または大きな鋸歯がある
13.11.14 撮影

【⑤「ふちに淡青紫色の舌状花が1列あり、中心部に黄色の筒状花が多数集まる
13.11.14 撮影

「ヨメナに比べると、舌状花が細く、数が多い」
(個体差があるので、この点での区別は難しいと思われます)

【⑥総苞は長さ5-6mm、片は3列で、外片は内片より少し短く、被針形、鋭頭
13.11.14 撮影

【⑦】
13.11.14 撮影

【⑧冠毛は長さ約1mm
13.11.14 撮影

オオユウガギクは、茎の下方では枝分かれせず、まっすぐスクッと立ち、上方で枝分かれして、
 頭花が混み合わず、
★ ヨメナは、茎が斜めに立つことが多く、茎の下方から枝分かれをし、頭花が混み合ってつく。
★「冠毛の長さがオオユウガギクは1mm、ヨメナは0.5mm」は、肉眼では区別が出来にくい。

  以上で、頭の中での野菊の整理を一応終了いたします。


※ 10月からDNA分類体系準拠の新科名を書いています
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。


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