オオツルイタドリ〈大蔓虎杖〉(タデ科 ソバカズラ属) 花期は9〜10月。
河原や荒れ地、石垣などに生えるつる性の1年草。
葉は有柄、長さ3〜6cmの卵形で先は鋭尖形、基部は心形。
葉のふちや脈上には乳頭状の突起がある。
托葉鞘は膜質で無毛。
茎の先や葉腋に短い花序を出し、淡緑色または紅紫色を帯びた花をまばらにつける。
花被は5裂する。
花のあと花被片3個は翼状に大きくなり、3稜形の痩果を包む。
花被に包まれた果実は倒卵形で、基部は次第に細くなって柄に続く。
【Aむかごが付いた蔓と写っている葉は、ニガガシュウ。これで間違えてしまいました】
05.10.15 撮影
【B】
05.10.14 撮影
【Bを拡大 - 果実にもむかごが見えたため、すぐそばの葉を見ずにニガガシュウと思い込み】
05.10.14 撮影
【C翌年からは崖から下がった、同じ花が咲いている蔓を葉の確認をしないまま・・・】
11.9.23 撮影
今年10月14日、現地でAさんが「ツルドクダミでは?」と。
これがヒントとなって手持ちの図鑑の記載がある6冊を読み、
図鑑で少しずつ異なる記述を総合して、オオツルイタドリと同定しました。
【D「日本の野生植物」「原色日本植物図鑑」「検索入門野草図鑑」は『萼は紅紫色』】
12.9.26 撮影
【E「日本の帰化植物」は『緑白色』「日本帰化植物写真図鑑」は『淡緑色、ときに紅く染まる』】
12.9.26 撮影
【F果実を包む萼の下部はだんだん細くなって柄に続く - 急に柄になるツルタデとの最も重要な違い】
12.11.24 撮影
【Fを拡大しました - 小花柄の中部以下に関節がある】
12.11.24 撮影
「托葉鞘は膜質で無毛」
【G】
12.11.24 撮影
【Gを拡大しました - 葉のふちや脈上には乳頭状の突起がある】
12.11.24 撮影
【H今は】
12.11.24 撮影
【I崖上の根元を見つけたかったのですが、無理でした】
12.11.24 撮影 |
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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