2月7日 大海山・勘十郎岳で樹木観察会 

山口四季の会の冬季観察会で、山口市秋穂の大海山(324m)〜勘十郎岳(246m)を縦走し、
樹木医の藤原俊廣先生から、植生や樹木を学びました。 今回は30名もの参加者がありました。

【 ネズ(ヒノキ科 ビャクシン属) 】
   09.2.7 撮影
                                       
私「これ、ネズでしょう?」  友人『ううん、ネズミサシだって』
 09.2.7 撮影
 ネズミサシはネズの別名ということが帰宅して調べてわかりました。

  【 ヒメユズリハ(ユズリハ科 ユズリハ属) 】  
(一昨年の湯野城山での観察会で撮影) 07.2.25 撮影

ここのユズリハは全てヒメユズリハで、たくさん生えていました。

【ユズリハとの決定的な違いは、枝の髄が「はしご状」であること】
(一昨年の湯野城山での観察会で撮影) 07.2.25 撮影

今回も藤原先生が見せてくださいましたが、
「あとで撮るから返してください」と回したのに、返ってきませんでした。
そこで、2年前のこの画像を思い出しました。

【 アカマツ(マツ科 マツ属) 】
09.2.7 撮影
アカマツは冬芽の鱗片が赤茶色、クロマツは白っぽい。

【 クロマツ(マツ科 マツ属) 】
09.2.7 撮影
【 クロマツ(マツ科 マツ属) 】
09.2.7 撮影
こちらは分かりやすいのですが、こんなのは滅多に見られません。

【勘十郎岳から見た山口県セミナーパーク】
09.2.7 撮影
 
観察会の前に今日の資料を見たら、名前を知らない木が一つあり、ネズミサシでしたが、ネズだったのです。
一番勉強になったのは、アカマツ・クロマツを冬芽の鱗片で区別すること。
(葉の堅さや樹皮の色で区別を試みてきましたが、どちらとも言えないものが多くありました。)
アカマツの鱗片は赤茶色で、クロマツは白っぽい。でもこれも雑種が多く、アカマツに近い雑種が「アイアカマツ」、クロマツに近いのが「アイグロマツ」と言うのだそうです。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。