オオカナダモ(トチカガミ科) 花期は6〜10月。
アルゼンチン原産の水中に生える多年草。大正時代に渡来し、関東地方以西に帰化している。茎は水中に長く伸び、長さ1.5〜3pの線形の葉が普通4〜5個ずつ輪生する。雌雄別株だが日本には雄株しかなく、栄養繁殖で増える。
先日、湿地でハイハマボッスを見つけ、公園内にないものかと湿地を巡っていて、ため池に白い花が散らばるように咲いているのが目に入りました。
オオカナダモ。藻がつく名前の植物に、こんな大きな花が咲くのを知りませんでした。
【オオカナダモの雄花】
05.6.9 撮影
「萼筒が長く伸びて水面で花を開き、1日でしぼむ。花弁は長さ1p」
【葉が見たくて探したら・・・】
05.6.9 撮影
このところの乾燥した天気で干上がり、こんな姿で横たわっているのが見つかりました。
キシュウスズメノヒエ(イネ科)
05.6.9 撮影
キシュウスズメノヒエ〈紀州雀の稗/別名カリマタスズメノヒエ〉 花期は7〜9月。
1924年に和歌山県で見つかったことによる。別名は雁股雀の稗で、花序がふたまたに分かれていることによる。熱帯アジア・アメリカ大陸原産の高さ20〜40pの多年草。関東地方以西の湿地などによく見られる。葉は無毛。花序はふつうふたまたに分かれ、それぞれ2列に小穂をつける。
これも湿地巡りの成果です。
長く伸びて横にはった茎が先ず目に入り、ふたまたに分かれた花序がついていて、見慣れたアメリカスズメノヒエとは違うので調べたら、キシュウスズメノヒエでした。
【上の画像を拡大しました】
「小穂は長さ約3oで、やや細長くて先がとがり、まばらに短毛が生える。
葯と柱頭は濃紫色」
キシュウスズメノヒエの花番号は896で、オオカナダモが897。900まであと3種。
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