2017年 1月22日  オオイヌホオズキ



【@秋芳洞近くの駐車場わきで】
17.1.19 撮影

            オオイヌホオズキ Solanum nigrescens〈大犬酸漿〉(ナス科 ナス属) 
                                           花期は 1〜12月。
        南アメリカ原産の1年草または短命な多年草。
        我が国には本州以南に古くから帰化していたと思われ、
        市街地だけでなく、河川敷、畑地、林縁などに普通に見られる。
        茎は直立するが、越冬した大きな株では基部が倒伏し、長さ2-3mに達し、
        ときにやや暗紫色を帯び、稜があり、曲がった小さな刺がある。
        葉は卵形で全縁または波状の鋸歯があり、下面全体に細毛を密生する。
        花序は5〜8花をつけ、花数が多くなると基部の小花柄1〜2個は離れてつき、
        花序はやや総状となる。
        花冠は白色ときに紫色を帯び、直径8-12mm、
        5深裂し、裂片は基部近くまで切れ込み、幅が狭い。
        果実はほぼ球形で、直径7-10mm、やや光沢があり、果皮は黒く熟すが、
        完熟するまでは果肉は緑色で、60〜120種子を入れ、
        4〜10個の白色球状の顆粒を含む。
        種子は淡黄褐色で小さく、長さ1-1.3mm。

       花冠が大きく、花序がやや総状になるために在来のイヌホオズキと混同されるが、
       イヌホオズキは花冠がやや浅く切れ込み、裂片の幅が広いこと、
       果実にまったく光沢がないこと、
       種子が長さ約2mmあること、果肉中に白色球状の顆粒を含まないことで区別できる。

【@を拡大しました −この個体は 「短命な多年草」と思われます】
17.1.19 撮影
                                 
【A一枝を】
17.1.19 撮影

【Aを拡大しました − 花盛りの花序と蕾が見えます】
17.1.19 撮影

【B若い果実と】
17.1. 撮影

【C黒く色づいた果実も】
17.1.19 撮影

    花序の形だけでオオイヌホオズキとイヌホオズキを長年混同していました。
    オオイヌホオズキはT年中花が咲いていることが分かり、花期を「1〜12月」に修正しました。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

次ページ

TOP