オオハナワラビ〈大花蕨〉〉(ハナヤスリ科 ハナワラビ属)
山地林下に秋から冬にかけて生じる冬緑性の多年生シダ。
葉は年に1枚出て、高さ30〜50cm。
栄養葉は柄が長く、地表近くで胞子葉を分岐し、葉身はほぼ五角形、
鋭頭、3出葉的に3回羽状に深裂し、長さ10〜25cm、幅15〜25cm。
羽片は最下のものが最大で、上へ向かって急に小さくなる。
小羽片は広披針形、先端へ向けて次第に狭くなり、鋭頭。
裂片は狭楕円形、鋭頭〜鋭尖頭、
辺縁は鋭鋸歯のあるものから不規則な波状のものまである。
胞子葉は栄養葉より長く、穂の部分は全長の2/5くらい、2回羽状に分岐し、
円錐花序的、軸は無毛。
【栄養葉の葉面が平らに見える】
11.12.7 撮影
【形が分かりやすい小さな栄養葉だけの個体を見つけました】
11.12.7 撮影
「羽片は最下のものが最大で、上へ向かって急に小さくなる」
【小羽片は広披針形、先端へ向けて次第に狭くなり、鋭頭】
11.12.9 撮影
【裂片の辺縁は、鋭鋸歯のあるものから不規則な波状のものまである】
11.12.9 撮影
【胞子葉は2回羽状に分岐し、円錐花序的】
11.12.7 撮影
【軸は無毛】
11.12.7 撮影
「フユノハナワラビ?オオハナワラビ?」と、フユノハナワラビのある草地とここの林縁を何度も行ったり来たりして、やっと確信が持てました。
やっぱり、シダは難しいです。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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