オオバタネツケバナ Cardamine regeliana〈大葉種付花〉
(アブラナ科 タネツケバナ属) 花期は1〜5月。
原野の水湿地や川辺に生える多年草で根茎はない。
茎はほとんど無毛で基部ははって枝を分け、
上部は直立し、高さ20-40cmになる。
葉は羽状複葉、小葉は短い柄があり、卵形〜長楕円形、
頂小葉は大型で菱形状卵形、両面無毛かわずかに毛があり、
縁は不規則に切れ込み、裂片は鈍頭。側小葉は1〜5対。
花期は3〜6月で、西日本ではタネツケバナより2週間ほど遅く開花する。
総状花序は花後に伸びる。
萼片は先が紫色を帯びることが多い。
花弁は白色、倒卵形で長さ3.5-5mm。果柄は斜上する。
長角果は直立またはやや斜めに開出し、線形、長さ1.5-2.5cm。
無毛。
南千島・北海道〜九州、朝鮮半島・中国(東北部)・極東ロシアに分布する。
− 改訂新版「日本の野生植物4」 −
【@を拡大しました】
19.1.13 撮影
【A頂小葉は大型で菱形状卵形。縁は不規則に切れ込み、裂片は鈍頭】
19.1.13 撮影
【B花弁は白色、倒卵形で長さ3.5-5mm。果柄は斜上する】
19.1.13 撮影
白い花は難しいです。
近寄れない湿地のため、離れた場所での撮影を100%拡大したらこんな画像しか。
ましな画像が撮れたら入れ替えます。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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