2014年 5月18日  オオバナヤマサギソウ



ドリーネのクヌギ林の中、一見オオバノトンボソウかと思いましたが、花はハシナガヤマサギソウの形でした。
葉が幅4cm、長さ12cmと大きく、大きな花がひしめき合って付き、長い唇弁が目立ちました。『ハシナガヤマサギソウ?』
帰って図鑑で調べると、『花が大きく、 距が3-3.5cmに達するものをオオバナヤマサギソウと言う』。

【@オオバナヤマサギソウ(ヤマサギソウの変種)と同定しました】
14.5.16 撮影

         オオバナヤマサギソウPlatanthera var.elongatocalcarata Koidz.
                           〈大花山鷺草〉(ラン科 ツレサギソウ属) 花期は5〜6月。
        花は大きく、距は長さ3-3.5cmに達する。

        (ヤマサギソウ − 距は子房とほぼ同長で長さ12-14mm。
         ハシナガヤマサギソウ −距の長さ17-22mm)
         [分布] 暖帯:本州(中国地方)・九州
                                (原色日本植物図鑑)
         


【A大きな葉と茎の稜が目立ちました】
14.5.16 撮影
                                 
【B距が見えないほど花がかたまってつき、長い唇弁が目立ちました】
14.5.16 撮影
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【C今日、距を調べに来ました】
14.5.18 撮影

【D友人が手伝ってくれました】
14.5.18 撮影

【E】
14.5.18 撮影

【F花が大きく、距が長いのです】
14.5.18 撮影

【G近くの斜面に生えていた別のこの株もオオバナヤマサギソウと思われます(2株目)】
14.5.18 撮影

【H − Gの距の長さは35mmくらい】
14.5.18 撮影

【I斜面に生えていたGとは別の株 − これもオオバナヤマサギソウと思います(3株目)】
14.5.18 撮影


もともと秋吉台にはハシナガヤマサギソウしか記録になかったのですが、2005年にヤマサギソウを、
このたびオオバナヤマサギソウを確認することができました。
能力のない一介の主婦でも、努力すれば、また何か見つけられるのではないかと…。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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