オオバナイトタヌキモ Utricularia gibba (タヌキモ科 タヌキモ属) 花期は 6月~。
東南アジア、オーストラリア、アフリカ、アメリカ大陸等分布する
浮遊生の食虫植物である。
通常一年生草本であるが、環境により植物体の一部が浮遊し越冬するものがある。
また、水辺の泥土表面や他の水草等に絡まったり、
互いに絡み合いマット状に生育することもある。
根はなく、葉は二叉の糸状で長さ0.5-1.5cmである。
花茎は3-5cmで、夏から秋にかけ黄色い花を一花茎上に1~2花つける。
花冠は黄色で幅6-12mm、上下の唇弁はほとんど同じ皿形で、
下唇基部(口蓋)が膨らんでおり、
一部に赤褐色の筋模様(紋様)をもつものがある。
距は長さ3.5-4.5mmで花冠は下唇より短い。
茎は直径1mm以下で、葉には少量の捕虫囊を着ける。
わが国には、1930年代アメリカから鑑賞魚に随伴し持ち込まれたものが最初で、
食虫植物マニア等が観賞用として栽培し、時に逸出したものが記録されている。
また、近年は東南アジアから輸入される水草類の随伴種とし
非意図的な進入もある。
本種は、わが国に自生するイトタヌキモ(subsp.cxoleta)の0基本種と考えられ、
種別しない見解もある。
- 「日本帰化植物写真図鑑」第2卷 -
【①を拡大しました - 根はなく、葉は二叉の糸状で長さ0.5-1.5cm】
21.6. 撮影
【②花茎は3-5cmで、夏から秋にかけ黄色い花を一花茎上に1~2花つける】
21.6. 撮影
【②を拡大しました - 花冠は黄色で幅6-12mm、上下の唇弁はほとんど同じ皿形で
21.6.10 撮影
【③】
21.6.10 撮影
【④根はなく、葉は二叉の糸状で長さ0.5-1.5cm】
21.6.10 撮影
【④を拡大しました - 根はなく、葉は二叉の糸状で長さ0.5-1.5cm】
21.6.10 撮影
【④を拡大しました -花茎は3-5cmで、夏から秋にかけ黄色い花を一花茎上に1~2花つける】
21.6.10 撮影
* * * * * * * おまけ* * * * * * *
【⑤今日のニラバランを】
21.6.10 撮影
【⑤を拡大しました】
21.6.10 撮影
【⑥ずっと近づいて…】
21.6.10 撮影
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「2050年の森 野草園」があるきらら浜では、
秋吉台では見られない海辺の自生植物や帰化植物が見られて面白いし、勉強になります。
気分転換を兼ねて、また来たいと思っています。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1~5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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