2018年 6月19日  オオアカウキクサ



【@水田の中、道路に沿った数列の幅の水面が赤く染まっていました】
18.6.19 撮影

            オオアカウキクサ Azolla japonica (サンショウモ科 アカウキクサ属)
          アカウキクサによく似ているが、植物体がやや大型で長さ1.5-7cm。
          根に根毛がない。茎は密に羽状に分岐。
          葉は互生して覆瓦状に密につき、鱗片状で長さ2mm前後、
          秋に全体が紅色になるが、冬には先端部だけ残して枯れる。
          葉面の突起はないか、あってもわずか。
          胞子嚢群は水中の葉の間につき、初夏から夏に成熟し、
          白色またはわずかに紅色を帯びる。
          アカウキクサと同じフラボノイドとクマリンが検出される。
          本州・四国(東部にまれ)・九州で、水田や湖沼に生じる。
          固有種。
           − 「日本の野生植物 シダ」 −

          アカウキクサによく似て、気持ち大きい。
          輪郭は不規則なアメーバ形が二つ・三つくっついた感じで、すぐ分かる。
          近年外国産の種が、水田に農業上導入されて、
          これと区別がかなり困難なものが多い。
          東北から九州に記録はあるが、前種(アカウキクサ)と同様に、
          現状は確かでないと思われる。
           − 「写真でわかるシダ図鑑」 −

【A「秋に全体が紅色になる」 − 6月に紅色なので外来アゾラかと思いましたが…
18.6.19 撮影

【Aを拡大しました − 葉は互生して覆瓦状に密につき、鱗片状で長さ2mm前後
18.6.19 撮影

【B葉は互生して覆瓦状に密につき、鱗片状で長さ2mm前後
18.6.19 撮影

形は肉眼では分かりませんでした。

【Bを拡大しました − 葉は互生して覆瓦状に密につき、鱗片状で長さ2mm前後
18.6.19 撮影

 「山口県産高等植物目録」(2000)に、 アカウキクサは、「やや稀」、
                           オオアカウキクサは記録がありません。



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