8月17日 オオアカネ 


【6年ぶりにオオアカネの花を見ました】
   09.8.15 撮影
一度だけ、2003年に花を確認しましたが、
その後は毎年、開花前に刈られていました。
   
 オオアカネ〈大茜〉(アカネ科 アカネ属) 花期は8月〜。
山地の林縁にまれに見られるつる草。茎は4稜があり、稜上に下向きの刺がある。
茎の主軸には6〜8枚、枝には4枚の葉が輪生する。
葉は薄く、4〜10cmの葉柄をつけ、葉身は三角状卵形で先は細長く伸びてとがり、基部は心形、長さ4〜10cm。葉柄や葉身の裏面脈上には下向きの刺がある。
葉腋から集散花序を伸ばし、まばらに花をつける。
花は黄緑色、直径3mm。
 
                                         
【今年も蔓を確認して、刈られないように祈っていました】
 09.8.15 撮影
茎の主軸には6〜8枚、枝には4枚の葉が輪生する

  
葉は薄く、4〜10cmの葉柄をつけ  
09.8.15 撮影
葉身は三角状卵形で先は細長く伸びてとがる

【上の画像を拡大しました】
09.8.15 撮影
葉腋から集散花序を伸ばし、まばらに花をつける。
花は黄緑色、直径3mm


 
 私はこれまでに3カ所でオオアカネを確認していますが、いずれも草藪で刈られる場所のため、現在生き残っているのはここだけです。
 オオアカネは、茎が柔らかくて弾力性がなく折れやすい上に、クズ・ボタンヅル・オニドコロ・シオデなどと絡み合っているので、蔓を見つけてもさわらないようにしながら、ひたすら無事に花が咲くのを待ち続けました。

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。