オニノゲシ Sonchus asper〈鬼野罌粟〉(キク科 ノゲシ属) 花期は1〜12月。
ノゲシに似ているが、葉に刺があって全体に荒々しい感じがすることによる。
ヨーロッパ原産の越年草。
明治時代に渡来し、現在では各地の道ばたや荒れ地に広がっている。
茎は中空で多数の稜があり、高さ50-100cmになる。
葉は長さ15-25cm、濃い緑色で表面は光沢があり、
基部は円く張り出して茎を抱く。
鋸歯の先は鋭い刺になり、さわると痛い。
頭花は黄色で直径約2cm。
【A北風が当たらない場所では高さ1.2mくらいのも普通】
14.1.2 撮影
【Aを拡大しました】
14.1.2 撮影
【B道ばたで、地面に張り付くように生えながら花盛りのも】
14.1.2 撮影
【Bを拡大しました】
14.1.2 撮影
【C同じく地面に張り付いている、こちらは】
14.1.2 撮影
【Cを拡大しました − 咲き始めたばかりの株です】
14.1.2 撮影
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オニノゲシは、真冬の今でも、どこかでずっと咲いた花が見られています。
私が秋吉台を歩き始めたころには、冬が到来し、霜が降りると熱湯をかけられたように黒ずんで、茎の先を垂れて立っていたのが普通でしたが、現在は、年を越しても画像のように元気な姿が普通に見られるようになっています。
「近年は冬の冷え込みが弱くなった」とは、とても言えない状況で、きれいに咲いた頭花が普通に見られるということは、オニノゲシは、その地の環境に合わせられる、強い耐性を持ち合わせている植物ということなのでしょうか?
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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