2021年 8月30日  オニガヤツリ



【@湿り気の多い荒れ地で「何ガヤツリだったかな?」と、撮ったところ、オニガヤツリのようです】
21.8.30 撮影

            オニガヤツリ Cyperus pilosus Vahl〈鬼蚊帳吊〉
                      (カヤツリグサ科 カヤツリグサ属) 花期は 7〜10月。
        平地の湿地や休耕田に見られる多年草。
        花は7〜10月。長い匐枝がある。
        稈は高さ30-80cm、横断面は鋭3稜形、上部はざらつく。
        葉は長く、幅4-10mm。基部の鞘は黄褐色。
        花序は散形で複生する。
        花序枝は斜上し3〜6個、長いものは10cm以上にもなる。
        花穂は3〜5個つき、中軸に刺毛が生え、密に小穂をつける。
        苞葉の葉身は葉状で2〜3枚が花序より長い。
        小穂は狭楕円形、長さ約10mm、扁平、15〜25個の小花をつけ、
        わら色、ときに暗赤褐色を帯びる。
        鱗片は広楕円形、長さ約2mm。
        痩果は広楕円形、長さ約1.2mm、横断面は3稜形。
        花柱は痩果とほぼ同長。柱頭は3個。

        −「岡山県カヤツリグサ科植物図譜」 −
                 

【@を拡大しました − 花序は散形で複生する。花序枝は斜上し3〜6個、長いものは10cm以上にもなる
21.8.30 撮影
                                 
【A − @の左上に伸びた花序枝】
21.8.30 撮影
「小穂はわら色、ときに暗赤褐色を帯びる」

【Aを拡大しました − 花穂は3〜5個つき、中軸に刺毛が生え、密に小穂をつける
21.8.30 撮影

【B鱗片は広楕円形、長さ約2mm
21.8.30 撮影
(鱗片の形が撮れていて良かった!)

【C鱗片は広楕円形、長さ約2mm
21.8.30 撮影


  鱗片の形が撮れていて良かったです。     
  オニガヤツリに、花番号『1599』が付きました。


※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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