3月23日 オキナグサ・ヤドリギ
オキナグサ〈翁草〉(キンポウゲ科 オキナグサ属) 花期は3〜4月。 果期の羽毛のかたまりのような姿を老人の白髪に見立てたもの。山野の日当たりのよい草地などに生える花茎の高さ30pほどの多年草。全体に長くて白い毛が多い。根生葉は2回羽状複葉で長い柄がある。小葉はさらに深く2〜3裂する。花茎が高さ10cmほどになると開花し、茎葉は3個が輪生し、細かく切れ込む。花は花茎の先に1個つき、長さ3pほどの鐘形。花弁はなく、暗赤紫色の萼片が花弁のように見える。 山焼きから30日後の3月21日、オキナグサが開花しました。 3年前だったでしょうか、年輩の男性が一生懸命オキナグサを撮っているので、じゃまをしてはいけないと、そっと通り過ぎ、30分後に引き返してきたら、オキナグサは消え、掘った穴だけが残されていました。 それからは、必ず声をかけて通り、「あなたの顔を見ましたからね」を、口に出さずに知らせています。 ヤドリギ〈宿木/別名ホヤ・トビヅタ〉(ヤドリギ科 ヤドリギ属) 花期は3〜4月。 エノキ、ブナ、サクラ、ケヤキ、ミズナラなどの落葉広葉樹に寄生する高さ50〜80pの常緑小低木。雌雄別株。葉はヘラ形で全縁。皮質で厚く無毛。花は葉と葉の間に雄花は3〜5個、雌花は1〜3個ずつつく。果実は液果。直径6〜8oの球形で、10〜12月に淡黄色に熟す。果実が橙黄色のものをアカミヤドリギと呼ぶ。 3月3日に書いたヤドリギの雄花を、きっちり撮ることができました。 「花序は葉と葉の間につく。花被は厚く、上部は4裂する」 もう、ほとんど花粉が散ってしまっているようです。 「あれっ、たこさんレンズ買ったの?」 いえいえ、ラッキーなことに、強い風で引きちぎられた枝が3本落ちていたので、地面に突き刺して、いつものレンズで撮ったのです。 雌花序も落ちてくれないかしら・・・。 ※ 日記にある花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。 |