2015年 3月16日  オキナグサ・カンサイタンポポ



オキナグサとカンサイタンポポが同時に今日、開花し、秋吉台の草原に春が来ました。


【@山焼きの延期がなかったこともあり、早めに開花しました − 昨年は3月22日に開花】
15.3.16 撮影

        オキナグサ Pulsatilla cemua〈翁草〉(キンポウゲ科 オキナグサ属) 花期は3〜4月。
      果期の羽毛のかたまりのような姿を老人の白髪に見立てたもの。
      山野の日当たりのよい草地などに生える花茎の高さ30cmほどの多年草。
      全体に長くて白い毛が多い。
      根生葉は2回羽状複葉で長い柄がある。小葉はさらに深く2〜3裂する。
      花茎が高さ10cmほどになると開花し、茎葉は3個が輪生し、細かく切れ込む。
      花は花茎の先に1個つき、長さ3cmほどの鐘形。
      花弁はなく、暗赤紫色の萼片が花弁のように見える。 


【@を拡大しました】
15.3.16 撮影
                                 
【A少し角度を変えて − 最近の暖かさで迷うこと無く開花しました】
15.3.16 撮影

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【@カンサイタンポポも頭花が1つだけですが、開花しました】
15.3.16 撮影
      
      カンサイタンポポ taraxacum japonicum〈関西蒲公英〉(キク科 タンポポ属) 
                                                花期は3〜5月。
    関西に多いやや小さなタンポポ。
    葉は長さ15-30cm、幅3-5cmの倒被針状線形で、羽状に中裂し、裂片は反り返る。
    花茎は高さ20cmほどで細く、やや数が少ない。
    頭花は黄色で直径2-3cmと小さく、小花の数も少ない。
    総苞外片は内片の半分以下の長さで、長楕円状被針形または卵状被針形。
    ふつう角状突起はなく、あっても小さい。
                         

【A頭花は黄色で直径2-3cmと小さく、小花の数も少ない
15.3.16 撮影
                                
【B総苞外片は内片の半分以下の長さ − 総苞外片が反り返りません】
15.3.16 撮影

  花番号での開花記録は、一度パソコンの誤操作でデータを無くし、今の記録は2003年からですが、
  ノートの日記には、その前年2002年3月11日開花がNo.40の花番号で書いてあるあるので、
  カンサイタンポポを秋吉台で初めて見つけたのは、2001年か2000年の5月のことでした。
  あの時の戸惑いと感動を忘れることができません。



※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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