2015年 3月17日  ノハラツメクサ・ハナニラ



【@ノハラツメクサ − 牧草地わきの一角で、3月16日に開花確認】
15.3.16 撮影

          ノハラツメクサ Spergula var.arvensis〈野原爪草〉(ナデシコ科 オオツメクサ属) 
                                                 花期は3〜12月。
       畑地や荒れ地、河川敷や休耕田に生える1〜越年草。ヨーロッパ原産。
       根際から分枝して株立ちになり、高さ15-30cm。
       果時にはつる状に伸長し、長さ60cmにもなる。
       茎や葉に腺毛が散在するが、腺毛は上ほど多い。
       葉は線形で長さ1.5-4cm、本来対生だが、葉腋に短い無花枝を生じて
       節に次々と対生葉をつけ、数個〜十数個が仮輪生となる。
       花序は2出集散状、花柄は萼片とともに腺毛が多い。
       萼片は長卵形、長さ2.5-5mm、鈍頭。
       花弁は白色、萼片とほぼ同長、花柱は5本。
       刮ハは下向き。種子の表面に白色棒状の突起がある。

【@を拡大しました − 葉は線形で、本来対生だが
15.3.16 撮影
「葉腋に短い無花枝を生じて節に次々と対生葉をつけ、数個〜十数個が仮輪生となる」
                                 
【A】
15.3.16 撮影

【Aを拡大しました − 花弁は白色、萼片とほぼ同長、花柱は5本
15.3.16 撮影

【B 花序は2出集散状
15.3.16 撮影

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【@ハナニラ − 林縁の道ばたで、今日開花確認しました】
15.3.17 撮影

       ハナニラ Ipheion uniflorum〈花韮/別名セイヨウアマナ〉(ネギ科 ハナニラ属) 
                                                花期は3〜4月。
     南アメリカ原産の多年草。
     全体にニラのようなにおいがあり、葉がニラの葉に似ていることによる。
     花壇に植えられるほか、繁殖力が旺盛で、野生化しているものも多い。
     直径2cmほどの鱗茎からやや多肉質の長さ10-20cmの線形葉を出し、
     葉の間から10cmほどの花茎を数本出す。
     花は花茎に1つ頂生し、直径約3cm、白色から単紫色の6弁花で、
     花弁の中央に紫色の筋が目立つ。

【A】
15.3.17 撮影


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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