オキナグサ Pulsatilla cemua〈翁草〉(キンポウゲ科 オキナグサ属) 花期は3〜4月。
羽毛状にのびた花柱をつけた痩果の集まりを老人の白髪にたとえたもの。
山野の日当たりのよい草地などに生える多年草。 全体に長くて白い毛が多い。
根生葉は2回羽状複葉で長い柄がある。
小葉はさらに深く2〜3裂する。
花茎が高さ10cmほどになると開花し、花のあとさらにのびて高さ40cmほどになる。
茎葉は3個が輪生し、細かく切れ込む。柄はなく、基部は合着する。
花は花茎の先に1個下向きにつき、長さ3cmほどの鐘形。
花弁はなく、萼片は花弁状で6個あり、内側は暗紫赤色、
外側は絹糸のような白い毛におおわれ、白っぽく見える。
雄しべも雌しべも多数あり、花柱には長い毛が密生する
痩果は多数集まってつき、先端に花のあと長さ3-4cmに伸びて羽毛状になった花柱が残る。
花期:3〜4月 分布:本、四、九
− 増補改訂新版「野に咲く花」 −
【@を拡大しました − 今日の開花を信じ、タムシバ〜オトメスミレまで行くことに】
19.3.13 撮影
【Aオキナグサが開花しました − 13:46】
19.3.13 撮影
「花茎が高さ10cmほどになると開花」
【B花は花茎の先に1個下向きにつき、長さ3cmほどの鐘形】
19.3.13 撮影
「花弁はなく、萼片は花弁状で6個あり、内側は暗紫赤色、
外側は絹糸のような白い毛におおわれ、白っぽく見える」
* * * * * 昨年撮った痩果を * * * * *
【C羽毛状にのびた花柱をつけた痩果の集まりを老人の白髪にたとえた】
18.4.29 撮影
【D先端に花のあと長さ3-4cmに伸びて羽毛状になった花柱が残る】
18.4. 29 撮影
この姿を撮るタイミングがなかなかむずかしく、少々頑張りが必要でしたが、
もっとうまく撮りたいので、今年も挑戦してみようと思っています。
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今年はオキナグサの芽の数が少なく、昨年より激減かと嘆いていたところ、
最近、次々と芽が出てきて、すごい速さで花茎を伸ばしているので、様子を見に行くのが楽しみです。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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