ノハラナデシコ Dianthus ameria〈野原撫子〉(ナデシコ科 ナデシコ属)
花期は6月。 道ばたや宅地造成地、牧草地などに生える高さ40-70cmの1〜越年草。 ヨーロッパ原産。 茎は上部ほど、かつ節間の上部ほど短縮毛を密生する。 葉は線形、葉面や縁に上向きの毛が多い。 茎葉は直立または斜上する。
花は2〜数個が茎頂および枝頂に集まり、対生する苞葉の腋に1個ずつつく。
花柄は長さ1-3mm。花は直径約1cm。 萼筒の基部に十字対生する4枚の小苞がある。 苞葉や小苞は線形で鋭頭、小苞は直立して萼筒を包み、萼筒より少し短い。 萼筒は長さ1.5-2cm、外面に細毛を密生し、先は5裂。
弁状部は淡紅色で多くの白点があり、先に不規則な牙歯がある。
− 「日本の帰化植物」 −
− 改訂新版「日本の野生植物 1」 −
【@を拡大しました − 花は2〜数個が茎頂および枝頂に集まり】
21.6.6 撮影
【A対生する苞葉の腋に1個ずつつく。花は直径約1cm】
21.6.6 撮影
【B弁状部は淡紅色で多くの白点があり、先に不規則な牙歯がある】
21.6.6 撮影
今年は日曜日ということもあり、ひっきりなしに車やバイクがスピードを出して走り、
1個体だけですが見つけることができて、ほっとしました。
ノハラナデシコは、カルストロードを作ったとき、土に混じって入ってきたと聞いていますが、
来年も見られるのかどうか…。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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