2017年 6月18日  ノゲヌカスゲ



【@林縁の乾燥した道ばたで初めて見ました】
17.6.18 撮影

         ノゲヌカスゲ Carex mitrata var. aristata〈芒糠菅〉
                       (カヤツリグサ科 スゲ属) 花期は 4〜5月。
        林縁や路傍に生える多年草。やや大きな株となり、匍匐枝はない。
        稈は高さ10-25cm、平滑。
        葉は稈より長く、幅1-1.5mm、平滑、ややざらつく。
        基部の鞘は長さ2-5cm、黄褐色〜栗色。
        小穂は2-5cmの範囲に集まってつく。
        苞の葉身は葉状、長さ1-4cm。
        頂小穂は雄性で短く0.5-1cm、線形、通常雌小穂に隠れる。
        側小穂は雌性で柱状、長さ1-1.5cm、柄はない。
        雌花は3〜7列、雌鱗片は倒卵形、長さ2.5-4mm、蒼白色、光沢があり、
        芒は長く、0.7-1.5mmで突出する。
        果胞は長卵形、長さ2.5-2.8mm、幅0.6-0.8mm、嘴は短く0.4-0.6mm。

【A「秋吉台国定公園の高等植物」には『草地や林地にやや普通』】
17.6.18 撮影
                                 
【B稈の基部は】
17.6.18 撮影

【C芒が目立ちました − 雌花は3〜7列
17.6.18 撮影

【Cを拡大しました − 、雌鱗片は倒卵形、芒は長く、0.7-1.5mmで突出する
17.6.18 撮影

 今の時期、林内や林縁で目立っているシラスゲに注目していて、見つけました。
 ノゲヌカスゲについた花番号は、『1485』。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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