ノブドウ Ampelopsis glandulosa var.heterophylla〈野葡萄〉
(ブドウ科 ノブドウ属) 花期は6~8月。
山野に普通に見られる落葉性のつる植物。
つるはジグザグに長く伸び、葉に対生して巻きひげが出る。
葉は互生し、直径5-15cmのほぼ円形で、普通3~5裂する。
裏面は淡緑色で、脈状にまばらに毛がある。
集散花序には1.5-3.5cmの柄があり、柄には粗い毛がある。
花は小さく直径3~5mmで、帯緑黃色で、花弁は5個、雄しべ5個。
雌しべは盃形の花盤に取り囲まれ、花盤は密を出す。
果実は液果。
直径6-8mmの球形で、淡緑色、紫色、碧色などになるが、食べられない。
またノブドウミタマバエなどの幼虫が入り込んで虫えいになり、
大きく膨らんでいるものが多い。
葉の形に変化が多く、葉が深く切れ込むものをキレハノブドウ f.citrulloides という。
【②葉は互生し、直径5-15cmのほぼ円形で、普通3~5裂する】
15.8.19 撮影
【③花は小さく直径3~5mmで、帯緑黃色で、花弁は5個、雄しべ5個】
15.8.19 撮影
【③を拡大しました - 雌しべは盃形の花盤に取り囲まれ、花盤は密を出す】
15.8.19 撮影
【④キレハノブドウ - 葉の形に変化が多く、葉が深く切れ込むものをキレハノブドウという】
15.8.19 撮影
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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