1月29日  ノボロギク(キク科)

   06.1.28 撮影
   
 ノボロギク〈野襤褸菊〉(キク科 キオン属) 花期は1〜12月。
 ボロギク(サワギクの別名)に似て野に生えることによる。ヨーロッパ原産の高さ10〜30pの1〜2年草。明治の初めに渡来し、現在では道ばたや畑などに普通に生える。葉は濃緑色で上面やや光沢がある。頭花は黄色で、長さ1cmほど。ふつう筒状花だけが集まり、舌状花はまれにしかない。 
 

 秋吉台では、駐車場周辺、園地、畑、田などで、いつでも花が見られるノボロギクです。
 私がこの花を初めて見たのは、秋吉台を歩き始めた翌年の早春でした。
 「ワッ、これ何?初めて見た」と言ったら、友人が「まさか、見落としていたんだろう」と、
私の目を疑ったようですが、
秋吉台周辺では多いノボロギクを、我が家近くでは未だに見ていません。
                                         
【上の画像を拡大しました】
 06.1.28 撮影

「総苞は筒鐘形で、外片は三角形で短く、黒色。内片は細長くて1列に並ぶ」
 
【花盛りの株も】  
06.1.29 撮影

【上の画像を拡大しました】
06.1.29 撮影
                                                       
【今の時期、開花直前の若苗もたくさん】
06.1.29 撮影
 
 セイヨウタンポポは、1年中花が咲いていますが、気温が低い時期には地面に張り付くようにしていて、新葉が出るのも暖かくなってからです。
 1年間に何回か世代交代をするハキダメギクは、霜が降りると枯れて姿を消してしまいます。
 ノボロギクは、1年中、花と、飛び出す直前のそう果も見られるので、高温にも低温にも強く、私が見てきた中で一番強い草と思います。

 ※ 日記にある花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。