2021年 6月19日  ノビル



【@今年は特にノビルの花がきれいに感じます − 御鉢山で】
21.6.19 撮影

          ノビルAllium macrostemon〈野蒜〉(ヒガンバナ科 ネギ属) 花期は5〜7月。
         原野や道ばたにふつうな多年草。
         鱗茎は球形で径15mm内外、2〜4個の葉が出る。
         葉は線形、長さ20-30cm、幅2-3mm、中空で断面は三日月形である。
         5〜6月、高さ40-60cmの花茎が立ち、頂に散形花序がつくが、
         はじめは総苞におおわれて嘴状を呈する。
         花被片は6個、卵状長楕円形で長さ4-6mm、
         白色または微紅色をおび、やや平開する

         雄蕊は花被片よりはるかに長く、花糸の基部に歯牙がない。
         花柱も花被片より長い。
         花序のうち、花の一部または全部が珠芽に変わるものがある。
         北海道〜琉球、朝鮮半島・中国・台湾に分布する。

         鱗茎は食用にされ、春の摘み草の1つである。
         農耕地付近に特に多いので、
         古く農産物とともに中国から渡来したという説もある。
         和名は野に生える蒜で、蒜はネギ、ニンニク類の総称である。
          − 改訂新版「日本の野生植物 1」 −

【A高さ40-60cmの花茎が立ち、頂に散形花序がつく
21.6.19 撮影
                                 
【B花被片は6個、卵状長楕円形で長さ4-6mm、白色または微紅色をおび、やや平開する
21.6.19 撮影

【Bを拡大しました −花序のうち、花の一部または全部が珠芽に変わるものがある
21.6.19 撮影

【C古い画像ですが…】
15.6.4 撮影

【Cを拡大しました − 雄蕊は花被片よりはるかに長く、花柱も花被片より長い
15.6.4 撮影


※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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