ノアザミ〈野薊〉(キク科 アザミ属) 花期は3〜12月。
山野に生える高さ50〜100cmの多年草。
日本のアザミのうち最も普通なもの。
春から初夏にかけて開花するアザミ属はほかにない。
根生葉は花期にも残り、羽状に中裂する。
茎の中部の葉の基部は茎を抱き、鋭い刺が多い。
頭花は紅紫色で直径4〜5cm、枝先に上向きにつく。
まれに白色の花もある。
総苞は幅2〜4cmの球形、総苞片は6〜7列で、外片は短く、
先は短い刺針があって直立し、背部はふくれて粘着する。
花冠は長さ18〜22mmで、狭筒部は他部より短い。
【A根生葉は花期にも残り、羽状に中裂する】
12.11.27 撮影
【B茎葉には鋭い刺が】
12.12. 撮影
【C頭花は紅紫色で直径4〜5cm、枝先に上向きにつく】
12.11.27 撮影
春から初夏には、ノアザミしか咲かないと言われていますが、
頭花が下に向いて咲くスオウアザミの存在を門田先生に教えていただきました。
【Cを拡大しました】
12.11.27 撮影
【Cを拡大しました - 総苞片は6〜7列で、外片は短く、直立し、背部はふくれて粘着する】
12.11.27 撮影
* * * * * 春〜初夏には * * * * *
【D茎が伸びず、茎葉の近くで頭花がついていました】
10.6.1 撮影
【Dを拡大しました】
10.6.1 撮影 |
来年5〜6月、先ず県内にあるスオウアザミを見に行って、秋吉台で探す日が待ち遠しく思います。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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