ニラバラン Microtis unifolla〈韮葉蘭〉(ラン科 ニラバラン属) 花期は 5月〜。
地生の多年草。
暖温帯〜熱帯の海岸に近い日当たりのよう草地に生える。
茎は開花時に高さ10-40cm、前年に生じた球茎から出る。
葉は1個つき、円柱状、長さ15-25cm、径-2.5mm。
4〜5月、淡緑色の花を220〜30個、やや密につける。
苞は卵状披針形、長さ2-4mm、背萼片は広卵形、長さ約2mm。
側萼片は狭長楕円形、長さは背萼片より短い。
唇弁は長い舌状、やや肉質で、背萼片と同長、
基部の両側の縁に突起がある。
蕊柱は高さ1mm。
葯は広卵形で2室、楕円形の花粉塊が1個ずつ入る。
本州(千葉県以西)〜琉球、中国南部・台湾・東南アジア・オセアニアに分布する。
− 改訂新版「日本の野生植物 1」 −
[山口県絶滅危惧TB類]
【@を拡大しました − 茎は開花時に高さ10-40cm、前年に生じた球茎から出る】
21.5.27 撮影
【A淡緑色の花を220〜30個、やや密につける】
21.5.27 撮影
【B】
21.5.27 撮影
【C苞は卵状披針形、長さ2-4mm、背萼片は広卵形、長さ約2mm】
21.5.27 撮影
【Cを拡大しました − 唇弁は長い舌状、やや肉質で、背萼片と同長】
21.5.27 撮影
「基部の両側の縁に突起がある」
* * * * * * * ニラバラン観察記録から * * * * * * *
【D 2020年12月15日 − ニラバランを確認】
20.12.15 撮影
【E 今年4月23日 − ニラバランの花を確認 (同行の友人が見つけました)】
21.4.234撮影
【Eを拡大しました】
21.4.23 撮影
【F5月1日 − 開花確認しました】
21.5.1 撮影
【Fを拡大しました】
21.5.1 撮影
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昨年12月、きらら浜自然観察公園から観察会の依頼を受けた時に、
初めてニラバランの名前を初めて知りました。
以来半年間、徳光さんと二人、何度もきらら浜を訪れて、ニラバランの観察を続けてきました。
咲き終わるまでに、 きっちりと、花の画像を撮りたいと思っています。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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