クララ Sophora flavescens(マメ科 クララ属) 花期は 5〜6月。
日当たりのよい山野の草地、川原などに多い多年草。
茎は基部が木質となり、高さ80-150cm。
茎、花柄、葉柄などに茶褐色の短状毛がある。
托葉は早落性、糸状で長さ5-8mm。
葉は長さ15-25cm。
小葉は15〜41枚、長楕円形〜狭卵形で、長さ2-4cm、幅7-15mm、
両面に短状毛があり、小托葉を欠く。
花期は6〜7月。
花は淡黄色、長さ15-18mm。
萼は長さ7-8mm、萼裂片に沿って短毛を密生する。
旗弁は最も大きく、開花前には他弁をおおう。
翼弁は竜骨弁より短く、多数のしわがある。
豆果は線形、やや鈍4稜形で長さ7-8cm、
単伏毛があり、4〜5種子を入れる。
熟すと側方の表面でぎざぎざに裂ける。
種子は楕円形、長さ6-7mm、幅4o、へそは上端にある。
本州・四国・九州、
朝鮮半島・中国・ロシア(東シベリア・極東ロシア)に分布する。
− 改訂新版「日本の野生植物 2」 −
〈眩草〉和名は根汁をなめると、目がくらむほど苦く「くらら草」といわれたことによる。
− 増補改訂新版「山に咲く花」 −
根を煮つめた汁を家畜の皮膚病薬に用い、クララの名は、その汁が苦くて
なめるとくらくらするの意だといわれている。
− 検索入門「野草図鑑D」 −
【@を拡大しました − 葉は、奇数羽状複葉です】
21.5.28 撮影
【A花序は総状花序、頂生および腋生】
21.5.28 撮影
【B花は淡黄色、長さ15-18mm】
21.5.28 撮影
【C一見、クリーム色のブーツが連なっているようですが…】
21.5.28 撮影
【Cを拡大しました】
21.5.28 撮影
毎年のように、クララは花から豆果を撮ってきたのに、保存していないことに気づきました。
今年の宿題が、また増えました。
と、言っても、何が宿題だったのか、とんと・・・。
年相応か・・・(涙)(笑)
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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