2021年 1月16日  ニオイタチツボスミレ



【@今日、開花確認しました − 秋吉台家族旅行ミニ植物観察園で】
21.1.16 撮影

         ニオイタチツボスミレ Viola obtusa〈匂立坪菫〉(スミレ科 スミレ属) 花期は1〜5月。
       花にかすかな芳香があることによる。 
       北海道の函館から九州の屋久島まで、
       ほぼ日本全土の日当たりのいい草地などに生える。
       全体に白い短毛がある。
       花期の茎は高さ10-15cmで、果期には30cmほどになる。
       根生葉は長さ2-3cmの円心形。
       茎葉は長さ2.5-4cmの三角状狭卵形。
       托葉は整ったクシの歯状に裂ける。
       花は濃紅紫色だが、花弁の基部の3分の1くらいが白いので、
       花の中心が白く抜けて見える。
       花弁は長さ1.2-1.5cm。側弁は無毛。
       距は長さ6-7mm。
       花期:4〜5月 分布:北(函館)、本、四、九(屋久島まで)
        − 増補改訂新版「野に咲く花」 −

【A 昨年の開花確認は1月11日でした − 去年は雪の下敷きにならなかったので、きれい】
20.1.11 撮影
                                 
【Bニオイタチツボスミレは、秋吉台草原に咲くスミレの代表 − 大きなワラビがたくさん生える斜面で】
20.4.15 撮影

【Bを拡大しました − 全体に白い短毛がある
20.4.15 撮影

【CこれもBと同じ斜面で】
20.4.15 撮影

【Cを拡大しました】
20.4.15 撮影

【Cを拡大しました −花は濃紅紫色だが、花弁のの基部の3分の1くらいが白いので、
花の中心が白く抜けて見える

20.4.15 撮影


 4月になれば、上のような大株のニオイタチツボスミレの花が、草原のあちこちで見られます。
 寒さが厳しいこの冬、春が本当に待ち遠しいです。
 

※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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