ニガガシュウ Dioscorea bulbifera L.〈苦何首烏〉
(ヤマノイモ科 ヤマノイモ属) 花期は7〜9月。
地下にある球形の塊根やムカゴが苦く、
葉の形がツルドクダミ(何首烏:カシュウ)に似ているのでこの名がついた。
暖地の山すそや川岸に生えるつる性の多年草。
地上部は1年生。
葉は長さ幅とも5-15cm、ほぼ円形で、下部の左右が張り出さず、
葉柄の基部に縮れたひれのあることと、のちにむかごができるのが特徴。
雄花は紫色を帯び、花序は皆垂れ下がる。
【@を拡大しました − 日本では雌花は滅多に見られないそうで、秋吉台も雄花しか】
16.8.12 撮影
【A開花確認は8月8日】
16.8.8 撮影
【Aを拡大しました −雄花は紫色を帯び、花序は皆垂れ下がる 】
16.8.8 撮影
【Aを拡大しました】
16.8.8 撮影
【B開花確認から4日後の今日は】
16.8.12 撮影
【Bを拡大しました − 開花確認の花序は枯れ、ほかはほとんど咲き進まず】
16.8.12 撮影
【Bを拡大しました】
16.8.12 撮影
【C昨年まできれいに咲いていた自転車道脇の株にも、花がありません】
16.8.12 撮影
雄花しか咲かないのに、あちこちで群生しているのは、零余子(むかご)で増えるからです。
雄株も花がつく株は少なく、今年は極端に花が少ないと感じています。
花がつく株が少ないのは、この夏の異常な乾燥続きの気候のせいでしょうか?
それとも、
雄株しかなく、零余子で子孫が作れるのなら、花を咲かせる意味がないと気づき、
進化して、花が咲かなくなっていくのでしょうか?
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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