ニガガシュウ〈苦何首烏〉(ヤマノイモ科 ヤマノイモ属) 雄花の花期は7〜9月。
地下にある球形の塊根やムカゴが苦く、葉の形がツルドクダミ(何首烏:カシュウ)に似
ているのでニガガシュウの名がついた。
暖地の山すそや川岸に生えるつる性の多年草。地上部は1年生。
葉は長さ幅とも5〜13cm、ほぼ円形で、下部の左右が張り出さず、
葉柄の基部に縮れたひれのあることと、のちにむかごができるのが特徴。
雄花は紫色を帯び、花序は皆垂れ下がる。
【上の画像を拡大しました】
09.8.8 撮影
「雄花は紫色を帯び、花序は皆垂れ下がる」
ここで毎年つぼみを確認しても咲かなかったのは、除草剤が撒かれていたからと分かりました。
長かった梅雨がお気に入りだったのか、今年は開花が早く、薬の散布前に花を咲かせました。
【B大株が沢山ある場所で ― 2005年から雌花を見ています】
09.8.25 撮影
8月25日、ここでも初めて雄花が開花しました。
「雌花は滅多に咲かず、株はむかごで増える」
【B白色だった花が、大分色づいてきました】
09.8.29 撮影
ここのは、花序が沢山ついたつるが真っ直ぐ垂れ下がり、きれいです。
【上の画像を拡大しました】
09.8.29 撮影
【上の画像を拡大しました】
09.8.29 撮影
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【@3年前に初めて雄花を見た場所で】
09.7.27 撮影
開花確認は7月27日でした。
Bの場所では雌花が1株、2005年から毎年花をつけているのを確認しています。
「『普通見られるのは雄株で、雌株はめったにない。しかも雄株のある近所に雌株がなく、雌株がある付近に雄株がないので、刮ハをつける雌株はきわめて少ない』と、牧野富太郎はいっている」
秋吉台では雌花を先に確認しましたが、雄花は7月、雌花は10月に開花なので、雌雄同じ花番号(bX38)にしていたのをこのたび雄花を別番号(bP20
= 2002年に1度見ただけの花の番号を取った)にしました。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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