12月19日 ネズミモチ・ヒサカキ
ネズミモチ〈鼠黐/別名タマツバキ〉(モクセイ科) 花期は6〜7月。 暖地の山地に生える高さ5mほどになる常緑小高木。葉は対生し、楕円形で全縁。皮質で厚く、光沢がある。新枝の先に円錐花序を出し、白色の小さな花を多数つける。花冠は長さ5〜6oの筒状漏斗形で、半ばまで4裂し、裂片は平開する。果実は長さ8〜10oの楕円形で、10〜12月に紫黒色に熟す。 群生はしていませんが、ネズミモチは秋吉台に比較的多く、林を歩けば必ず目に入ってきます。 【ネズミモチの果実】 「名前の由来は、果実の色や形がネズミの糞のようで、 葉がモチノキに似ていることによる。ただし、モチノキの葉は互生する」 この実を野鳥が好んで食べ、種子が散布されるそうです。 【こんな時もありました―花期のネズミモチ】 「そのうち・・・」と思っていると、花のきれいな時を逃してしまいます。 【上の画像を拡大しました】 【ヒサカキ】 榊に似て榊でないので非榊、全体が小さいので姫榊がなまってこの名があるといわれる。山地に生える常緑小高木。雌雄別株。葉は厚い皮質で表面には光沢があり、ふちには浅い鋸歯がある。花は帯黄白色で直径2.5〜5oの鐘形。葉腋に1〜3個ずつつく。果実は液果。直径4〜5oの球形で、10〜11月に紫黒色に熟す。 雌花は目立たないので探して撮ったのに、今年は黒い果実をびっしりつけたヒサカキをたくさん目にします。 【ヒサカキの果実】 【こんな時もありました―ヒサカキの花】 花が少ない時に開花するので、毎日のように覗いて、今年の開花確認は2月28日でした。 【おまけ―今日の秋吉台―長者ヶ森から地獄台を】 私の左に長者ヶ森があり、地獄台への遊歩道と、右上が地獄台。 |