12月19日  ネズミモチ・ヒサカキ

   ネズミモチ     05.12.16 撮影
   
 ネズミモチ〈鼠黐/別名タマツバキ〉(モクセイ科) 花期は6〜7月。
 暖地の山地に生える高さ5mほどになる常緑小高木。葉は対生し、楕円形で全縁。皮質で厚く、光沢がある。新枝の先に円錐花序を出し、白色の小さな花を多数つける。花冠は長さ5〜6oの筒状漏斗形で、半ばまで4裂し、裂片は平開する。果実は長さ8〜10oの楕円形で、10〜12月に紫黒色に熟す。

群生はしていませんが、ネズミモチは秋吉台に比較的多く、林を歩けば必ず目に入ってきます。 

                     【ネズミモチの果実】                    
                        05.12.19 撮影
                                 
      
 「名前の由来は、果実の色や形がネズミの糞のようで、
       葉がモチノキに似ていることによる。ただし、モチノキの葉は互生する」


          この実を野鳥が好んで食べ、種子が散布されるそうです。

               【こんな時もありました―花期のネズミモチ】                  
05.6.16 撮影

「そのうち・・・」と思っていると、花のきれいな時を逃してしまいます。

【上の画像を拡大しました】
05.6.16 撮影

【ヒサカキ】
05.12.19 撮影
 
 ヒサカキ〈姫榊、非榊〉(ツバキ科) 花期は3月〜4月。
 榊に似て榊でないので非榊、全体が小さいので姫榊がなまってこの名があるといわれる。山地に生える常緑小高木。雌雄別株。葉は厚い皮質で表面には光沢があり、ふちには浅い鋸歯がある。花は帯黄白色で直径2.5〜5oの鐘形。葉腋に1〜3個ずつつく。果実は液果。直径4〜5oの球形で、10〜11月に紫黒色に熟す。
 

 雌花は目立たないので探して撮ったのに、今年は黒い果実をびっしりつけたヒサカキをたくさん目にします。
                      【ヒサカキの果実】 
05.12.19 撮影

【こんな時もありました―ヒサカキの花】
  3月28日の日記から)        雌花(左)と雄花(右)        05.3.28 撮影

花が少ない時に開花するので、毎日のように覗いて、今年の開花確認は2月28日でした。
     
  【おまけ―今日の秋吉台―長者ヶ森から地獄台を】  
05.12.19 撮影

私の左に長者ヶ森があり、地獄台への遊歩道と、右上が地獄台。