2017年 3月29日  ネコヤナギ



【①川岸や小川の畔のは切られてしまい、長登のため池の中だけに雌雄の両株がありました】
17.3.24 撮影

         ネコヤナギ Salix gracilistyla〈猫柳/別名タニガワヤナギ〉
                             (ヤナギ科 ヤナギ属) 花期は2~3月。
        ふっくらした花序をネコの尾に見立てたといわれる。
        各地の山野の水辺に普通に生える高さ0.5-3mになる落葉低木。雌雄異株。
        葉は互生。
        葉身は長さ6-13cm、幅1.5-3cmの長楕円形で、
        先はとがり、ふちには基部を除いて細かい鋸歯がある。
        葉の展開前に開花し、花序は長楕円形で無柄。
        雄花序は長さ3-5cm。雄しべは2個。
        2本の花糸は完全に合着して1本となり、基部には腺体が1個ある。
        葯は紅色で、花粉は黃色。
        雌花序は長さ2.5-4cm。子房はほとんど無柄、白い毛が密生する。
        花柱は長さ2.5-3mmで、日本のヤナギ属では最も長い。

【①を拡大しました - 葉の展開前に開花 - 初めて今年水が抜かれ、花に近づくことができました】
17.3.24 撮影

* * * * *雄株 * * * * *
                                 
【②昨年、池の縁から雄株ということを確認できた株に近づくことができました】
17.3.29 撮影

【③ - ②の右端に写っている枝】
17.3.29 撮影

【③を拡大しました - 葯は紅色で、花粉は黃色
17.3.29 撮影
「」


【④蕾の花穂(左)と開花を始めた花穂(右)】
17.3.29 撮影

【⑤葯が裂開し始めた花穂】
17.3.29 撮影

【⑤を拡大しました - 2本の花糸は完全に合着して1本となり、基部には腺体が1個ある
17.3.29 撮影

【⑥ - ⑤より咲き進んだ花穂】
17.3.29 撮影

【⑥を拡大しました -雄しべは2個
17.3.29 撮影

【⑦葯がほとんど裂開した花穂】
17.3.29 撮影

* * * * *雌株 * * * * *

【⑧ - ①は雌株でした】
17.3.29 撮影


【⑨】
17.3.29 撮影

【⑨を拡大しました - 雌花序は長さ2.5-4cm
17.3.29 撮影

【⑩雌花序は長さ2.5-4cm。
17.3.29 撮影

【⑩を拡大しました -花柱は長さ2.5-3mmで、日本のヤナギ属では最も長い
17.3.29 撮影
                 「子房はほとんど無柄、白い毛が密生する」

  ネコヤナギは、一度3月24日に書きましたが、間違いに気づき、トップページから削除しました。
  気づかれ不審に思われた方もいらっしゃると思います。
  失礼をお許しください。
  載せていたのが雌花序ではないかとご指摘いただいたTさん、ありがとうございました。
  今は、ため池に水がほとんどない状態ですが、乾いてしまうとネコヤナギは生きていかれるのか。
  雄花・雌花を近寄って撮れましたが、来年、花が見られるのかどうか。
  秋吉台日記が終わることはなさそうで、まだまだ頑張りましょう。
  


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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