ネジバナ Spiranthes sinensis var.amoena〈捩花/別名モジズリ〉
(ラン科 ネジバナ属) 花期は5〜8月。
花穂がねじれていることによる。別名は捩摺。
捩摺は、捩(もじ)れ模様に染めた絹織物の一種で、
ねじれた花序をこれにたとえた。
日当たりのよい草地や芝生などに生える。
根は白く、紡錘状に肥厚する。
葉は長さ5-20cm、幅0.3-1cmの線状倒披針形で先はとがる。
花茎は高さ10-40cmになり、1〜3個の鱗片状の葉がつく。
葉の間から高さ10-40cmの花茎伸び、1〜3個の鱗片状の葉がつく。
花序は長さ5-15cmで白い毛があり、小さな花をらせん状につける。
苞は長さ4-8mmの狭卵形で子房に密着する。
花は淡紅色、ときに白色で長さ4-6mm。
背萼片と側花弁は重なってかぶと状になる。
唇弁は色が淡く、ふちに細かな歯牙がある。
花期:5〜8月 分布:日本全土
◆花序ののねじれ方は一定しているわけではなく、
よく見ると左巻き、右巻きの両方あり、
なかには途中で巻き方が変わるものもある。
− 増補改訂新版「野に咲く花」 −
【@を拡大しました − 花序ののねじれ方は左巻き、右巻きの両方あり】
19.7.10 撮影
【A花序は長さ5-15cmで白い毛があり、小さな花をらせん状につける】
19.7.10 撮影
【Aを拡大しました − 背萼片と側花弁は重なってかぶと状になる】
19.7.10 撮影
【B少し色が淡い花序を】
19.7.10 撮影
【Bを拡大しました − 唇弁は色が淡く、ふちに細かな歯牙がある】
19.7.10 撮影
【Cもっと淡い色の花を】
19.6.26 撮影
【Cを拡大しました − 花は淡紅色、ときに白色で長さ4-6mm】
19.6.26 撮影
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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