2017年 1月3日  ナズナ



ナズナは1年中どこかで花が咲いているのに、画像がほとんどありません。
昨年12月、写真展用画像作りに追われているさなか、気分転換にナズナを撮ろうと来たのですが、
積雪の名残りはあるものの日が当たっているのに、どの個体も花が全開せず、半開状態でした。

晴れで暖かな日差しの今日は、どれも良く開いていました。
ナズナの開花には、気温が関わっているのでしょうか?

【@咲き始めの個体 − 同一個体が咲き続けるのではなく、個体差で年中花が見られるのです】
17.1.3 撮影

        ナズナ Capsella bursa-pastoris〈薺/別名ペンペングサ〉(アブラナ科 ナズナ属)
                                              花期は1〜12月。
      愛(め)ずる菜という意味の「撫菜(なでな)」がナズナになったという説と、
      朝鮮で古くはナジといい、日本で「ナジの菜」からナズナになったという説がある。
      別名は果実の形を三味線のバチに例えたもの。
      道ばたや畑などに多い高さ10-40cmの越年草。
      根生葉はロゼット状で羽状に深裂する。
      茎の上部の葉は裂けず、基部は茎を抱く。
      花は白色で直径約3mm。
      果実は長さ6-7mmの倒三角形で先端がへこむ。

【@を拡大しました − 花は白色で直径約3mm − 花弁の長さが萼片より明らかに長い】
17.1.3 撮影
                                 
【A−1. 大分咲いてきて、枝分かれをし、果実もついています】
17.1.3 撮影

【上の画像を拡大しました】
17.1.3 撮影

【A−2.左の枝の花を】
17.1.3 撮影

【B−1. この個体も長い間咲いてきた様子】
17.1.3 撮影

【B−2. 開花した順に下から果実になります】
17.1.3 撮影

【上の画像を拡大しました − 果実は長さ6-7mmの倒三角形で先端がへこむ
17.1.3 撮影

   ナズナの日記は、思っていたより随分時間がかかりました。

   帰化植物のルベラナズナは、
   「花弁と萼片はほぼ同長」「果実は長さ6mmほどで狭逆三角形」ですが、
   どちらとも言えない個体が多く、判別するのに時間がかかり、
   自信を持ってナズナと言える3個体を出しました。


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

次ページ

TOP