ナワシログミ〈苗代茱萸〉(グミ科 グミ属) 花期は9〜11月。
稲作の苗代を作るころに果実が熟すことによる。
海岸から山野まで普通に見られる高さ2-3mになる常緑低木。
葉は互生。
葉身は長さ5-10cmの長楕円形。革質でかたく、ふちは強く波打つ。
葉腋に淡黄褐色の花が数個つく。
萼筒は長さ6-7mm、4個の稜があり、角ばっている。
外面には銀色の鱗状毛が密生し、褐色の鱗状毛が混じる。
果実は偽果。
長さ1.5cmほどの長楕円形で5〜6月に赤く熟す。
【@を拡大しました − 甘い香りがするのですが、きょうは風が強くて匂いませんでした】
13.9.21 撮影
【A萼筒は長さ6-7mm】
13.9.21 撮影
【Aを拡大しました − 萼筒の外面には銀色の鱗状毛が密生し、褐色の鱗状毛が混じる】
13.9.21 撮影
【Aを拡大しました − 萼筒には4個の稜があり、角ばっている】
13.9.21 撮影
ナワシログミの花はたくさん咲くのに、熟した果実を見ることは少ないです。
きっと、野鳥の食べ物が少ない春先に、色づく前の実を食べられてしまうからだと。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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