2021年 7月4日  ナツメ



【@牧場跡に通じる道ばたののり面、岩場に生えているのを知人が見つけました】
21.7.4 撮影

          ナツメ Ziziphus jujuba (クロウメモドキ科 ナツメ属) 花期は 6〜7月。
         中国北部原産の落葉高木。枝は無毛。
         長枝には托葉から変わった2個のとげがあり、うち1個は直生し、長さ3cmになる。
         他の1個は短くて下へ曲がり、鉤形になる。
         短枝は細い小枝を束生する。
         小枝の葉腋には花がつき結実する。
         結実ののち晩秋に、小枝はその基部から短枝を離れて脱落する。
         葉は卵形または卵状楕円形、長さ2-4(-6)cm、幅1-2.5(-4)cm、
         鈍頭で基部は円く、鈍鋸歯があり、基生の3出脈がある

         表面はやや光沢があり、裏面は平滑。
         葉柄は長さ1-5mm。
         花は小さく、黄緑色、径5-6mm、短い花柄があり、2〜3個ずつ葉腋につき、
         6〜7月ごろ開花する。
         萼片は卵状三角形。
         花弁は小さくて、雄蕊とともに反り返る。広い平らな花床がある。
         核果はきわめて短い果柄をもち、球形ないし長楕円形で、長さ1.5-2.5cm、
         熟して暗紅色になる。
         外果皮は肉質で甘く、果中に両端のとがったかたい1個の核がある。
         日本では古くから栽培し、果実を食用にした。
          − 改訂新版「日本の野生植物 2」 −  
                 

【@を拡大しました −この高さは1.5mほど】
21.7.4 撮影
                                 
【A幹を − 随分古くから生えていた様子です】
21.7.4 撮影

【Bちょうど花盛りの時でした
21.7.4 撮影

【C小枝の葉腋には花がつき結実する
21.7.4 撮影

【Cを拡大しました −長枝には托葉から変わった2個のとげがあり
21.7.4 撮影

【Cを拡大しました −葉は卵形または卵状楕円形、鈍頭で基部は円く、鈍鋸歯があり、基生の3出脈がある
21.7.4 撮影

【D花は小さく、黄緑色、径5-6mm、短い花柄があり、2〜3個ずつ葉腋につき
21.7.4 撮影

【Dを拡大しました − 萼片は卵状三角形。花弁は小さくて、雄蕊とともに反り返る。広い平らな花床がある
21.7.4 撮影

  ナツメに付いた花番号は、『1594』。

※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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