ナツハゼ〈夏櫨〉(ツツジ科 スノキ属) 花期は5〜6月。
山地や丘陵の日当たりのよいところに生える高さ1〜3mになる落葉低木。
幹は単一または株立ちになり、枝は横に広がる。
葉は互生。葉身は長さ3〜8cmの楕円形または広卵形。
両端ともとがり、ふちは全縁。
表面や縁には先端が腺になった粗い毛が生え、特に主脈に多い。
枝先から総状花序を水平に出し、赤みを帯びた淡黄緑色の多数下向きにつける。
花冠は長さ4〜5mmの鐘形で、浅く5裂し、裂片は少し反り返る。
雄しべは10個、雌しべとほぼ同長で、花冠より短い。
果実は液果。直径4〜5mmの球形。
頂部には萼の落ちた跡がサクラの花のような模様になって残る。
8〜10月に黒く熟す。甘酸っぱく、食べられる。
【A枝先から総状花序を水平に出し】
12.5.18 撮影
「赤みを帯びた淡黄緑色の多数下向きにつける」
【Aを拡大しました − 花冠は長さ4〜5mmの鐘形で、浅く5裂し、裂片は少し反り返る】
12.5.18 撮影
【B葉身は楕円形または広卵形。両端ともとがり、ふちは全縁】
12.5.19 撮影
【Bを拡大しました − 若い枝には先端が腺になった毛が生える】
12.5.19 撮影
【C】
12.5.19 撮影
【D】
12.5.19 撮影
【Dを拡大しました − 葉の表面や縁には先端が腺になった粗い毛が生える】
12.5.19 撮影
|
私のカメラ『EOS1Ds MarkV』で腺毛が撮れましたから、期待どおりの優れものだと満足しています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
|