ナナミノキ Ilex chinensis〈七実の木/別名ナナメノキ〉(モチノキ科 モチノキ属)
花期は6月。
高さ6-10mの常緑高木。大きなものは15mになるという。
若枝には陵があって無毛。
葉柄は無毛で長さ0.8-1.5cm。
葉身はやや革質で長楕円形、先は細くとがり、基部は鋭形、
長さ6-12cm、幅2.5-4cm、縁に粗い鋸歯があり、両面無毛。
花期は6月。雌雄異株。
雄花序は新枝の葉腋から長さ5-12mmの花序軸を伸ばし、
2出集散状に2〜12個の花をつけ、花柄は長さ1-2mm。
雌花序は葉腋から伸びる長さ1-2mmの花序軸の先に
1〜2個の花をつける。
まれに両性花がある。
萼片は広卵形で縁に毛が散生する。
花弁は淡紫色、円形で長さ約2mm。
果実は広楕円形で長さ約8mm、背面に縦に走る1本の陵がある。
本州(静岡県以西)・四国・九州の常緑樹林内に生え、中国にも分布する。
和名は〈七実〉の意味で、美しい実がたくさんなるためといわれる。
− 改訂新版「日本の野生植物5」 −
【@を拡大しました 】
20.1.16 撮影
【A 和名は〈七実〉の意味で、美しい実がたくさんなるためといわれる】
20.1.16 撮影
【B果実は広楕円形で長さ約8mm】
20.1.16 撮影
* * * * * こんな時もありました * * * * *
【C 雌株 − 上の果実と同じ木ですが、この1日のしか、画像が残っていません】
13.6.12 撮影
【Cを拡大しました − 雌花序は葉腋から伸びる長さ1-2mmの花序軸の先に1〜2個の花をつける】
13.6.12 撮影
【D 花弁は淡紫色、円形で長さ約2mm】
13.6.12 撮影
【E 雄株 − 過去の雄花の画像は、これ1枚しか…】
16.6.18 撮影
【Eを拡大しました】
16.6. 18 撮影
また宿題ができました。
『ナナミノキの花(特に雄花)を撮ること』です。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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