ナナミノキ I.chinensis〈七実の木/別名ナナメノキ〉(モチノキ科 モチノキ属) 花期は6月。
山地に生える高さ10mになる常緑高木。雌雄異株。
葉は互生。葉身は長さ6〜11cmの長楕円形で、先はやや尾状にとがり、
ふちには浅い鋸歯がある。薄い皮質で、両面とも無毛。
本年枝の葉腋に散形花序を出し、淡紫色の花をつける。
花は直径4〜6mm。花弁は4〜5個、広楕円形で長さ約2mm。
雄花序の方が花が花数が多く、
雄花には完全な雄しべ4〜5個と、退化した小さな雌しべがある。
雌花には雌しべと退化した雄しべがある。子房は球形、花柱は無く、柱頭は1個。
果実は核果。長さ約1cmの楕円形で、10〜11月に赤く熟す。
【A今年もたくさん実がなって、まだまだきれいです】
13.12.12 撮影
【B果実は核果。長さ約1cmの楕円形で、10〜11月に赤く熟す】
13.12.12 撮影
* * * * * こんな時もありました * * * * *
【C目の前で見ることができ、撮りやすい雌花序】
13.6.12 撮影
【D本年枝の葉腋に散形花序を出し、淡紫色の花をつける】
13.6.12 撮影
【E花は直径4〜6mm。花弁は4〜5個、広楕円形で長さ約2mm】
13.6.12 撮影
【Eを拡大しました − 雌花には雌しべと退化した雄しべがある】
13.6.12 撮影
「子房は球形、花柱は無く、柱頭は1個」
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『秋吉台で出会った花』改訂版 の作成作業は順調で、205ページまでの写真ページのうち、
きょう、75ページまでの本文が完成しました。
初版本の文を使うのも多いのですが、全て読み返して、792種の本文の書き方を統一しています。
気分転換に、ここから見える庭の木の、気になる枝をちょこちょこと切ってきましたが、
もう、切る枝が無くなってしまいました。
時間と気持ちに余裕ができて、秋吉台日記を書くことができました。
※ 10月からDNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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