ナギナタコウジュ〈薙刀香じゅ〉(シソ科) 花期は10〜11月。 花が片側につき反り返った花穂をナギナタに例えたもの。山地や道ばたに生える高さ30〜60pの1年草。葉は対生し、卵形〜狭卵形で先はとがり、ふちには鋸歯がある。枝先に花穂を出し、淡紅紫色の小さな花をつける。
この林道ばたのナギナタコウジュを見るようになって3年目ですが、毎年ほとんど同じ時に開花して、今年も10月14日でした。
ここは、昨年の台風で林が荒れ、そばの木が伐採され、以前よりもっと日当たりがよくなり、ナギナタコウジュは伐採跡地にまで入り込んで増えています。
ここに来る途中の道沿いにも点々と生えているし、今に秋吉台中に見られるようになるのではないかと思うほどの勢いです。 日当たりと乾燥に強い植物なのですね。
05.10.17 撮影
【上の画像を拡大しました】
05.10.17 撮影
「花冠は長さ約5oの唇形で、ふちは細かく裂け、毛が生えているように見える」
私が初めてナギナタコウジュを見たのは4年前の2001年の秋、大分県の鶴見岳を下りた荒れ地でした。
湿り気のある場所だったし、普段見られないので、特別に場所を選ぶ植物かと思いましたが、翌年には友人が秋吉台の林道で見つけてくれ、次の年には別の場所を2カ所も。
秋吉台のナギナタコウジュを見せてくれた友人は、昨年ホームページを閉鎖。
今年6月、久しぶりのメールにシマサルナシを、以前と変わらない様子で書いていました。
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