10月18日  イガホオズキ(ナス科)

   05.10.18 撮影
   
 イガホオズキ〈毬酸漿〉 花期は8〜10月。
 山地の林内に生える高さ50〜70pの多年草。葉は長さ2〜4pの柄があり、卵形〜広卵形。花は葉腋から下がってつき、花冠は淡黄白色。広鐘形で直径5oほど。

 

 一昨年8月に見つけたイガホオズキ、昨年は探しても見つけられなかったし、今年も諦めていたら、幅が80pくらいの大きな株になって、青い実をたくさんつけているのが目に入りました。
 クズが茂り、コメナモミが生えているとは言え、こんな大きな株を見落としていたのは、一昨年見たままの高さ20pほどの小さな草をイメージしていたからでしょう。
 イガホオズキが多年草ということを忘れていました。

                    【花がないか、探したら】                    
                       05.10.18 撮影
                                 
                    1つだけ、残っていました。

                    【上の画像を拡大しました】                  
05.10.18 撮影

「花冠は広鐘形で先は浅く5裂し、外面に短毛、内面には長毛が密生する」
うまく撮れていないと思ったら、花の直径は約5oでした。

【若い果実】
05.10.18 撮影

「萼は花のあと先の開いた球形となって液果を包み、緑色でまばらに刺状の突起がある。
液果は球形で直径約1p、白く熟す」


先に白っぽい球が見えてくるのです。楽しみ!

 
イガホオズキは、山口県の絶滅危惧U類に指定されています。