イガホオズキ〈毬酸漿〉 花期は8〜10月。
山地の林内に生える高さ50〜70pの多年草。葉は長さ2〜4pの柄があり、卵形〜広卵形。花は葉腋から下がってつき、花冠は淡黄白色。広鐘形で直径5oほど。
一昨年8月に見つけたイガホオズキ、昨年は探しても見つけられなかったし、今年も諦めていたら、幅が80pくらいの大きな株になって、青い実をたくさんつけているのが目に入りました。
クズが茂り、コメナモミが生えているとは言え、こんな大きな株を見落としていたのは、一昨年見たままの高さ20pほどの小さな草をイメージしていたからでしょう。
イガホオズキが多年草ということを忘れていました。
【花がないか、探したら】
05.10.18 撮影
1つだけ、残っていました。
【上の画像を拡大しました】
05.10.18 撮影
「花冠は広鐘形で先は浅く5裂し、外面に短毛、内面には長毛が密生する」
うまく撮れていないと思ったら、花の直径は約5oでした。
【若い果実】
05.10.18 撮影
「萼は花のあと先の開いた球形となって液果を包み、緑色でまばらに刺状の突起がある。
液果は球形で直径約1p、白く熟す」
先に白っぽい球が見えてくるのです。楽しみ!
イガホオズキは、山口県の絶滅危惧U類に指定されています。
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