ナギナタコウジュ Elsholzia ciliata〈薙刀香需〉(シソ科 ナギナタコウジュ属) 花期は10〜11月。
山地の道ばたに生える高さ15-60cmの一年草で全体に香気がある。
茎は直立し、四角で軟毛があり、多く分枝する。
葉は0.5-2cmの柄があり、葉身は卵形〜狭卵形で長さ3-9cm、幅1-5cm、
とがった細かい鋸歯があり、上面は無毛かまばらに毛があり、
下面には密に腺点があり、脈上に毛がある。
花期は9〜10月。
花は長さ1.5-6cm、幅6-9mmの花穂に一方に偏ってつき、
花穂はなぎなた状にやや反曲し、扁円形の苞が密に見られる。
苞は縁に短毛を密生するほかは無毛だが、
最下のものは背面にもまばらに短毛があることが多い。
花冠は長さ4-5mm、淡紅紫色で外面に毛が多く、
雄蕊はわずかに花外に突き出る。
分果は狭倒卵形、長さ約1.3mmでやや扁平。
南千島・北海道〜九州、ユーラシアの温帯一般に広く分布する。
− 改訂新版「日本の野生植物 5」 −
【A今が花盛りの個体も 多いです】
21.11.11 撮影
【B茎は直立し、四角で軟毛があり、多く分枝する】
21.11.11 撮影
【C葉は0.5-2cmの柄があり、葉身は卵形〜狭卵形、とがった細かい鋸歯があり】
21.11.11 撮影
【D花穂はなぎなた状にやや反曲し、扁円形の苞が密に見られる】
21.11.11 撮影
【Dを拡大しました −花冠は長さ4-5mm、淡紅紫色で外面に毛が多く、】
21.11.11 撮影
「雄蕊はわずかに花外に突き出る」
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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