2021年 11月11日  ナギナタコウジュ



【@秋吉台では、2ヵ所の荒れ地の広場一帯に群生しているのを見ています】
21.11.11 撮影

          ナギナタコウジュ Elsholzia ciliata〈薙刀香需〉(シソ科 ナギナタコウジュ属) 
                                               花期は10〜11月。
        山地の道ばたに生える高さ15-60cmの一年草で全体に香気がある。
        茎は直立し、四角で軟毛があり、多く分枝する。
        葉は0.5-2cmの柄があり、葉身は卵形〜狭卵形で長さ3-9cm、幅1-5cm、
        とがった細かい鋸歯があり、上面は無毛かまばらに毛があり、
        下面には密に腺点があり、脈上に毛がある。
        花期は9〜10月。
        花は長さ1.5-6cm、幅6-9mmの花穂に一方に偏ってつき、
        花穂はなぎなた状にやや反曲し、扁円形の苞が密に見られる。
        苞は縁に短毛を密生するほかは無毛だが、
        最下のものは背面にもまばらに短毛があることが多い。
        花冠は長さ4-5mm、淡紅紫色で外面に毛が多く、
        雄蕊はわずかに花外に突き出る。
        分果は狭倒卵形、長さ約1.3mmでやや扁平。
        南千島・北海道〜九州、ユーラシアの温帯一般に広く分布する。
          − 改訂新版「日本の野生植物 5」 −

【A今が花盛りの個体も 多いです】
21.11.11 撮影
                                 
【B茎は直立し、四角で軟毛があり、多く分枝する
21.11.11 撮影

【C葉は0.5-2cmの柄があり、葉身は卵形〜狭卵形、とがった細かい鋸歯があり
21.11.11 撮影

【D花穂はなぎなた状にやや反曲し、扁円形の苞が密に見られる
21.11.11 撮影

【Dを拡大しました −花冠は長さ4-5mm、淡紅紫色で外面に毛が多く、
21.11.11 撮影
                       「雄蕊はわずかに花外に突き出る」


※ 
2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
  学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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