1月11日 ナガサキシダ


植林地の整備事業が行われて入れなかったため、この林へ来たのは3年ぶりでした。
この一帯の植生は頭に入っていましたが、サイゴクベニシダが見つかりませんでした。

【@さんざん悩んだ末『ナガサキシダで良いよね』と】
13.1.10 撮影

       ナガサキシダ〈別名オオミツデ〉(オシダ科 オシダ属) 常緑性。
      葉柄は長さ20〜60cm、わら色でしっかりしている。
      葉身は奇数羽状複葉、長さ30〜70cm、広卵形〜円状卵形、やや二形となる。
      側羽片は2〜6対あり、線形、鋭尖頭、基部は円形から切形、長さ15〜30cm、
      幅は胞子嚢群がつくもので2〜3cm、つかないもので2.5〜5cm、
      全縁かわずかに波状縁、または幅が広くて低い鋸歯があり、やや厚い革質。
      下部の側羽片は有柄、上部のものは無柄か中軸に流れて翼を作ることもある。
      胞子嚢群は羽片のほぼ全面に散在し、包膜は円腎形、全縁、やや早落性。
      千葉県以西の本州の太平洋側と四国にやや稀に、
      九州では各地で山地の林下に生じ、最近石川県でも発見された。
                         
                        【A胞子嚢群がつく葉】
                         13.1.10 撮影
                        【B胞子嚢群がつかない葉】
                         13.1.11 撮影
        【Bを拡大しました - 羽片は全縁かわずかに波状縁、または幅が広くて低い鋸歯
                         13.1.11 撮影
        【C胞子嚢群がつく葉 - 羽片は全縁かわずかに波状縁、または幅が広くて低い鋸歯
                         13.1.11 撮影                                 
【D】
13.1.11 撮影
                   【E胞子嚢群は羽片のほぼ全面に散在
                         13.1.10 撮影
                        【Eを拡大しました】
                         13.1.10 撮影
                    
  3年前までよりも、自信を持ってナガサキシダと言える葉が無くなって、
  「ナガサキシダモドキに近いナガサキシダ」という感じですが、
  「ナガサキシダモドキ」ではありませんので、やっぱり、ナガサキシダにしました。
  シダは(も?)やっぱり苦手です。