2019年 12月12日 ナガエコミカンソウ |
ナガエコミカンソウ Phyllanthus tenellus〈長柄小蜜柑草/別名ブラジルコミカンソウ〉 (ミカンソウ科 コミカンソウ属) 花期は8〜12月。 雌雄同株の一年草。分枝様式はコミカンソウ型で、 主茎は直立し、長さ8-76.5cmで無毛、小枝は長さ3.5-22.5cmで無毛である。 普通葉は互生し、小枝当たり9〜35枚ある。 托葉は離生し、狭三角形で、長さ065-1mm、幅0.1-0.4mmで全縁、先端は鋭尖形となる。 葉柄は長さ0.6-1mmで無毛。 葉身は楕円形で、長さ0.8-2.4cm、幅0.4-1.3cmで全縁、 先端は鈍形または円形、基部は鈍形または円形。 花は1年中。 花序は小集散花序で、ふつう葉に腋生する。 雄花は花序当たり1〜6個で、花柄は長さ1-1.2mm、 萼片は5枚で、横長楕円形、長さ0.5-0.8mm、幅0.7-0.8mm、 花盤は腺状で、5つあり、萼片と互生する。雄蕊は4〜5個。 雌花は花序当たり0〜2個で、有柄。 萼片は5〜6枚で、狭卵形または狭楕円形、長さ0.7mm、幅0.4-0.5mm。 花盤は環状で、子房の周囲にある。 花柱は3本、長さ約0.3mm、先端が2裂する。 刮ハは扁球形で、径約2mm、長さ約1.3mmで、平滑、果柄は長さ4-6mm。 裂開後に長さ約0.8mmの柱状体が宿存する。 アフリカ東部およびインド洋西部の熱帯、亜熱帯原産で、 本州〜琉球、小笠原に帰化している。 路傍、花壇に見られる雑草で、しばしば温室で繁茂する。 − 改訂新版「日本の野生植物3」 − 【@を拡大しました −普通葉は互生し、小枝当たり9〜35枚ある − ほとんどが若い果実です】 「托葉は離生し、狭三角形で、長さ065-1mm、幅0.1-0.4mmで全縁、先端は鋭尖形」
乾いた溝の中や道端で様々な帰化植物が咲いている場所で、初めて確認しました。 今後どうなっていくのか、推移を見るのが楽しみです。 ※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。 ※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。 |