ナガバタチツボスミレ Viola ovato-oblonga〈長葉立坪菫〉
(スミレ科 スミレ属) 花期は12〜4月。
平地〜山地の林床や林縁に生える、高さ10-30cmの多年草。
有茎種。地下茎は横走し、短くかつ太く、肥厚して木化する。
茎は叢生して分枝し、果時には高さ40cmになる。
根出葉は卵心形〜心形または卵形、長さ2-4cm、
先端が少しとがる波状の鋸歯がある。
茎葉の葉身は狭卵状狭三角形〜披針形、長さ6cmになり、
先端は鋭頭、基部は心形〜くさび形、ふつう両面ともに無毛。
(タチツボスミレは根生葉と茎葉がほぼ同じ形なので区別できる)
托葉は狭披針形、羽状に深裂する。
葉や托葉の裏面は紫色を帯びることが多い。
花期は3〜5月。花は淡紫色で中心部は白色、径1.5-2cm。
花弁は長さ12-15mm。側弁の基部は無毛または有毛。
花柱は筒形、花柱上部は先端に向かって次第に太くなり、
柱頭は下向きに短く突き出し、突起毛はない。
距は太く長く、長さ7-8mm。
− 改訂新版「日本の野生植物 3」 −
【@を拡大しました − 草丈10cmほどのため、膝をついても花が撮りづらかったです】
21.12.15 撮影
【A根出葉は卵心形〜心形または卵形、長さ2-4cm、先端が少しとがる波状の鋸歯がある】
21.12.15 撮影
【B茎葉の葉身は狭卵状狭三角形〜披針形、先端は鋭頭、基部は心形〜くさび形】
21.12.15 撮影
【C、ふつう両面ともに無毛】
21.12.15 撮影
【Cを拡大しました −托葉は狭披針形、羽状に深裂する】
21.12.15 撮影
【D葉裏を −ふつう両面ともに無毛 】
21.12.15 撮影
* * * * * * * おまけ* * * * * * *
【Eこれまでで一番のナガバタチツボスミレの画像ですが・・・】
16.3.31 撮影
これで日記に3回目登場。せめて、今回を一番の画像にしたつもりですが、
来春こそ、ナガバタチツボスミレのきれいな姿を撮り直さなければ!
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咲いている花を撮るのは、やっぱり楽しかったです。
例年、この時期にはたくさん咲くスミレが、なぜか今年は葉ばかり目立っているのです。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名にして、
学名は、改訂新版「日本の野生植物 1〜5」 によります。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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