2018年 7月13日  ナガバハエドクソウ − その2



【@日当たりの良い乾燥した場所のもナガバハエドクソウでした − 駐車場わきで】
18.7.13 撮影

       ナガバハエドクソウ Phryma oblongifolia Koidz;〈別名ヒメハエドクソウ〉
                       (ハエドクソウ科 ハエドクソウ属) 花期は 6〜9月。
     【ハエドクソウ属】.
     直立する多年草で、
     葉は対生し、葉柄は長く、葉身は卵円形または長楕円形で、粗い鋸歯縁。
     細長い穂状花序を茎の先端、または腋生する枝の先端につくり、
     対生した花をまばらにつける。
     花は小さな苞の腋ごとに1個ずつつく
     萼は筒状で先は唇形となり、上唇の先端には刺状のやや長い3歯があり、
     下唇には小型の2歯がある。
     花冠は筒状で先端は2唇形、上唇は浅く2裂し、下唇は広く開いて3裂。
     雄蕊は4個で、花筒内にあり、下側2個はやや長い。
     葯は2室で、縦裂する。
     子房は上位で狭倒卵形、2個の心皮からなり1室、1個の胚珠。
     花柱は細く、先が浅く2裂。
     果実は刮ハで萼によって動物に付着して種子を運ぶ。
     種子内で子葉は巻き込むように折りたたまれている。
     果期に節間の一部がふくれることがある。
     主茎は成長の初期に温度傾性を示す。
     北米東部および東アジアに計3種が分布。
     全体に有毒成分があり、和名は根を煮詰めた汁でハエ取紙を作ったことに由来する。
     
     ハエドクソウと同様な場所に生え、ときにハエドクソウと隣接して生育することがある。
     基部の成葉は楕円形。
     葉裏面の脈は疎。

     葉柄は基部側の成葉で最も長くなり、
     葉身は長さ4-15cm、幅2-7cm。
     花冠上唇先端側の裂片部で幅が急にせばまらない。
     花は長さ5-8mm、幅2-6mm。
     北海道〜九州に分布が確認されている。    
      − 改訂新版「日本の野生植物5」 −

【@を拡大しました − 基部の成葉は楕円形
18.7.13 撮影

【A葉柄は基部側の成葉で最も長くなり
18.7.13 撮影
                                 
【B細長い穂状花序を茎の先端、または腋生する枝の先端につくり
18.7.13 撮影

【Bを拡大しました − 対生した花をまばらにつける
18.7.13 撮影

「花は小さな苞の腋ごとに1個ずつつく」


【C花冠は筒状で先端は2唇形、上唇は浅く2裂し、下唇は広く開いて3裂
18.7.13 撮影

【Cを拡大しました − 花冠上唇先端側の裂片部で幅が急にせばまらない
18.7.13 撮影

【D葉裏面の脈は疎
18.6.13 撮影

【Dを拡大しました】
18.7.13 撮影


※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています

※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。

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