ムシトリナデシコ Silene ameria〈虫捕り撫子〉(ナデシコ科 マンテマ属)
花期は 5〜7月。
茎の上部の節の下から粘液を出し、ここに虫がくっつくことによる。
ヨーロッパ原産の1〜越年草で、日本には江戸時代に渡来した。
庭に植えたり切り花用にするが、
海岸近くや道ばたに野生化しているものもある。
高さは30-60cmで、全体に紛白色を帯びる。
葉は長さ3-5cmの卵形〜卵状披針形。
花は直径約1cmで、密に集まって咲く。
花の色は紅色、淡紅色、まれに白色もある。
− 増補改訂新版「野に咲く花」 −
ムシトリとはいっても食虫植物ではない。
茎上部の節間に褐色の粘液を分泌、ここに虫が粘着するのが見られる。
粘液は有害虫に対する花や果実のバリケードの役をするのかも?
− 検索入門「野草図鑑 8」 −
【@を拡大しました】
18.6.23 撮影
【@を拡大しました − 熟した果実がたくさんついています】
18.6.23 撮影
【A】
18.6.23 撮影
【B高さは30-60cmで、全体に紛白色を帯びる】
18.6.23 撮影
【Bを拡大しました − 茎上部の節間に褐色の粘液を分泌】
18.6.23 撮影
【C】
18.6.23 撮影
【Cを拡大しました − 茎上部の節間に褐色の粘液を分泌】
18.6.23 撮影
【D花弁の舷部の基部に2個ずつある披針形の鱗片がよく目立つ】
18.6.23 撮影
ムシトリナデシコは、秋吉台でも家の周りでもよく見るのに、14年振りの日記です。
※ 2013年10月から、DNA分類体系準拠の新科名を書いています。
※ 日記の花期は、私が秋吉台で調べてきたものを使用しています。
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